日本時間の2026年5月15日、「AMD Software:Adrenaline Edition 26.5.2」がリリースされました。
ダウンロードとインストール
統合版パッケージとして、「whql-amd-software-adrenalin-edition-26.5.2-win11-c.exe」が提供されています。
ドライバーバージョン内訳
- RDNA1/RDNA2:32.0.21043.7012(25.10.43.07)→32.0.21043.10005(25.10.43.10)
- RDNA3/RDNA4:32.0.31007.1017(26.10.07.01)→32.0.31007.5012(26.10.07.05)
RDNA1/RDNA2は25.10系ドライバーのまま据え置きです。
不安があれば、AMD Cleanup UtilityやDDUを使用してクリーンインストールを行うことをお勧めします。特にDDUなどを使用せずにダウングレードを行ったことがある場合は、適切な状態になってない可能性があると考えられます。
変更点や主な修正内容
新規サポートされたゲーム
- Forza Horizon 6
- 007 First Light
主な修正内容
- 【Radeon RX9000シリーズ】「RoadCraft」をプレイしていると断続的にクラッシュしたり、ドライバーのタイムアウトが発生する場合がある問題を修正
- 【Radeon RX9000シリーズ】「Satisfactory」をプレイしていると不具合が発生する場合がある問題を修正
不具合
既知の不具合
- 【Ryzen AI 9 HX 370】「Battlefield 6」をプレイしていると断続的にクラッシュしたり、ドライバーのタイムアウトが発生する(※できるだけ早く修正をリリースできるようAMDは開発者と協力中)
- 「録画及びストリーム」機能を使って「Battlefield 6」をプレイしていると、テクスチャのチラつきや破損が発生する場合がある
- 【Radeon RX9000シリーズ】「Battlefield 6」をプレイ中、AMD Software:Adrenaline Edition上でAMD FSRによるアップスケーリングやフレーム生成が非アクティブと表示されることがある
- 【Radeon RX7000/9000シリーズ】「Blender」が断続的にクラッシュする場合があるため、問題の発生しているユーザーはAMD Software: Adrenalin Edition 26.3.1のインストールを推奨
- 【Radeon RX9000シリーズ】「Subnautica 2」や「Marvel Rivals」をプレイしていると断続的にクラッシュする場合があるため、問題の発生しているユーザーはAMD Software: Adrenalin Edition 26.3.1のインストールを推奨
その他の不具合
- 【Radeon RX9000シリーズ】Virtual Desktop 1.34.18でHEVCコーデックを使用するとエンコードが非常に遅くなります。解像度が高い場合、フレームレートが大幅に低下し、酷くスタッターします。(※)
- 【Radeon RX9000シリーズ】PICO Connect 10.6.6でHEVCコーデックを使用するとエンコードが非常に遅くなり、フレームレートが低下します。(※)
※2026年6月30日現在、古いドライバーに戻しても再現する事を確認しました。共通点としてMicrosoft Media Foundation関連の問題だと思われますが、詳細は不明です。
VRでの動作やその他のゲームなど
Forza Horizon 6
プレミアムエディションを購入していれば、ドライバーのリリース日から先行プレイが可能でした。
Radeonは昔から「Forzaしか回らない」と言われていたぐらいですので、十分なパフォーマンスを発揮してくれることに期待しています。公式Discordサーバー「AMD Gaming」のバナーがForza Horizon 6になっていることもありますし、いい感じに動いてくれると嬉しいですね。

Advanced Shader Deliveryについて
コンパイル済みのシェーダーを予めダウンロードしておくことで、シェーダーコンパイル時のロード時間を大幅に短縮できる機能です。


Forza Horizon 6発売時は、この機能を使うために以下の要件が必要となります。(※6/11以降、いくつかの条件が緩和されています)
- Windows 11 24H2以降
- ゲームサービス 37.113.11003.0以上
- Xbox Insider HubでPC Gamingを有効にしている(※6/11にInsider参加者以外にも配信開始)
- RDNA 3、3.5、4アーキテクチャ(※6/11にRDNA1と2にも対応したことでRadeon RX5000シリーズからに変更)
- AMD Software:Adrenaline Edition 26.5.2以上(※6/11に26.6.1以上に変更)
まずはXbox Insider Hubを起動し、プレビュータブでPC Gamingを選んでください。
「参加」ボタンを押して、「保留中」の表示が「管理」に切り替わったら準備OKです。
その後、Microsoft Storeの「ダウンロード」で「更新プログラムの確認」を行うと、ゲームサービスがアップデートされます。
37.113.11003.0以上になっていればOKです。
既にForza Horizon 6ダウンロード済みの状態でも、ゲームサービスが37.113.11003.0以上にアップデートされると追加でダウンロードが入ります。コンパイル済みのシェーダーのサイズは360MB程のようです。
起動時に「コンパイル済みのシェーダーがインストールされました」と左下に書いてあれば対応した状態になっています。
コンパイル済みなので、最適化の部分が3秒も経たずに終了します。
OBSでAV1コーデックFHDの録画をした状態でベンチマークを行いましたが、これといったパフォーマンスの低下は見られませんでした。(※OBS側で「SDRを強制」にしてキャプチャーしているので色が暗く見えるかもしれません)
簡易的なベンチマーク結果
厳密に測定していないので、大雑把なベンチマーク結果です。FSRフレーム生成は非対応とのことで、AFMF 2.1は試していません。エクストリームプリセットの内容はそのままなので、車体の反射品質はウルトラになってます。
「WQHD 144Hz HDRオン 垂直同期オフ」の状態で、「Extreme+RTプリセット(FSR 4.1 クオリティ)」で99FPSとなりました。
「レイトレーシングなしのExtremeプリセット(ネイティブAA)」では121FPSです。
「4K 144Hz HDRオフ 垂直同期オン」の状態で測定したときは、「Extreme+RTプリセット(FSR 4.1 クオリティ)」で60FPSでした。
「4K 144Hz 垂直同期オン」「Extreme+RTプリセット(ネイティブAA)」に車体の反射品質エクストリームに切り替えたものでは39FPSです。
CapFrameXでの測定
Extreme+RT(WQHD 144Hz HDR)で、OBSで録画(WQHD 60FPS AV1 10000Kbps)をしながら5分程度ドライブを行ってみた結果が以下です。
プレイ初日の感想
一番最初に掲載した「Extreme+RTプリセット(FSR 4.1 クオリティ)」を垂直同期オンの状態で2〜3時間ほどプレイしてみた限りでは、大きな問題はなさそうです。不快なレベルのスタッターはあまり感じられず概ね快適です。レイトレーシングを入れたからといって、クラッシュや酷いスタッターが起こるといった問題もありませんでした。ゲーム中にグラフィックのプリセットを切り替えたりしても、フリーズすることなく切り替わります。
スタッターについてはゼロではありませんが、Extreme+RTというほぼ最高設定にしてある割にはガクッと来るような引っかかり方はしませんでした。120FPSぐらいから80FPSあたりまでグッと下がったときに違和感を覚えますが、映像や操作が完全に止まったりはしない感じです。スタッターしているものの、気になりにくい感じといったところでしょうか。
正式リリース初日ですし、もっと強く引っ掛かるものかと思っていたので意外な結果に首をかしげています。設定を切り替えつつ合計で5時間ほど遊んでみましたが、高解像度・高リフレッシュレート環境でそこそこの快適さを求めるなら「Ultra+RTプリセット」辺りで留めておくのが良さそうな気はしますね。公式が提示するRX9070XTとExtreme+RT設定での動作目標が「4Kアップスケーリングで60FPS+」なので、FSR 4.1辺りをパフォーマンス寄りに調整してみるのも手です。
不具合については1件ありました。今作もベンチマークモードを終了するにはゲームの再起動が必要になるのですが、その時にエラーを出しながら終了するという問題があります。その場合、タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスになっているForza Horizon 6を終了すれば再び起動できます。
もうしばらく遊んでみて何かあれば追記しておきます。
Virtual Desktopでのエンコーダー不具合について
簡易チェックのみ行ったため、問題を見つけ次第内容が更新される場合があります。
HEVCコーデック(8-bit)だけ依然として問題あり
HEVC 8-bitでのVRエンコードにパフォーマンスの問題が生じる場合があります。
特にVirtual Desktop 1.34.16からH.264/H.264+がMedia Foundation経由で動作しなくなったため、HEVC 10-bitとAV1 10-bitと同様にAMD側のAMF SDKを直接使用するようになっています。そのため、現在Media Foundationを使用するのはHEVC(8-bit)だけです。
現在確認されている、RX9000シリーズ限定で発生するエンコーダーの不具合は以下の通り。
- 【HEVC 8-bit】エンコードに非常に時間が掛かります。特に解像度が高い場合はフレームレートが大幅に低下し、酷いスタッターが生じます。(PICO ConnectもHEVCでは影響あり)
Virtual Desktopを使う場合は、「H.264/H.264+」「HEVC 10-bit」「AV1 10-bit」のいずれかを使用し、無印の「HEVC」を使用しないように気をつけてください。PICO Connectの場合は、「AVC(H.264)」か「AV1」のどちらかを使用してください。Steam Linkは未検証ですが、HEVC 10-bitなので大丈夫なはずです。
RX9000シリーズでフリーズする問題
Radeon RX9070XTでPICO ConnectやVirtual Desktopなどを使用中にエンコーダーが停止したり、SteamVRがクラッシュする問題が発生することがありました。
問題が起こる方は、26.3.1へのダウングレードをおすすめします。(※26.6.2で修正)
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