Radeon RX7000シリーズ向けFSR 4.1の不具合を修正した、AMD Software:Adrenaline Edition 26.6.4がリリース

日本時間の2026年6月29日、「AMD Software:Adrenaline Edition 26.6.4」がリリースされました。

Radeon RX7000シリーズ向けのFSR 4.1でクラッシュする不具合の修正や、Windows 10でのドライバーのインストール問題に対応したバージョンです。1ヶ月の間に4回もアップデートが配信される異例のリリースとなりました。

ダウンロードとインストール

統合版パッケージとして、「whql-amd-software-adrenalin-edition-26.6.4-win11-c.exe」が提供されています。

リリースノート

ドライバーバージョン内訳

  • RDNA1/RDNA2:32.0.21043.19003(25.10.43.19)
  • RDNA3/RDNA4:32.0.31021.4001(26.10.21.04)→32.0.31021.5001(26.10.21.05)

RDNA3以降のGPUに問題があったため、RDNA1/RDNA2向けのドライバーに変更はありません。ダウングレードを行う場合は、AMD Cleanup UtilityやDDUを使用してクリーンインストールを行ってください。

変更点や主な修正内容

Windows 10でのインストール問題に対応

  • 【Radeon RX7000/9000シリーズ】Windows 10にAMD Software:Adrenaline Edition 26.6.2をインストールした際に断続的にインストール問題が発生する不具合を修正

Windows 10 64-bit 21H2以降とRX7000シリーズ以降を使用する環境において、AMD Software:Adrenaline Edition 26.6.2をインストールした後、デバイスマネージャーにエラーメッセージが表示されたり、AMD Softwareが起動しないなどの問題がありました。

それらに対応したホットフィックスとなる26.6.3はプレビュードライバー扱いでしたので、26.6.4はAMD Install Managerからもアップデート可能な正式リリースとなります。

FSR 4.1の不具合修正

  • 【Radeon RX7000シリーズ】AMD FSR Upscaling 4.1を有効にした場合、一部のゲームで断続的なクラッシュが発生する場合がある問題を修正

一部のゲームにおいて、FSR Upscaling 4.1を有効にするとクラッシュする問題があったようです。FSR 4.1に対応したゲームはMonster Hunter WildsとForza Horizon 6しか所持しておらず、FSR 4.1とフレーム生成を併用していても特に問題も発生していなかったので手元での検証は行っていません。

依然として問題がある場合は、AMD Cleanup UtilityやDDUを使用してクリーンインストールをお試しください。

不具合

既知の不具合

  • 【Ryzen AI 9 HX 370】「Battlefield 6」をプレイしていると断続的にクラッシュしたり、ドライバーのタイムアウトが発生する(※できるだけ早く修正をリリースできるようAMDは開発者と協力中)
  • 「録画及びストリーム」機能を使って「Battlefield 6」をプレイしていると、テクスチャのチラつきや破損が発生する場合がある
  • 【Radeon RX9000シリーズ】「Battlefield 6」をプレイ中、AMD Software:Adrenaline Edition上でAMD FSRによるアップスケーリングやフレーム生成が非アクティブと表示されることがある
  • HuggingFaceやGitHubへのアクセスが制限されている地域では、Al Bundleコンポーネントのインストールエラーが発生する場合がある
  • 「Maxon Cinema 4D」や「Blender」でモデルのチラつきやレンダリングの失敗が発生する場合があるため、問題の発生しているユーザーはAMD Software: Adrenalin Edition 26.3.1のインストールを推奨
  • 【Radeon RX7000/9000シリーズ】「Blender」が断続的にクラッシュする場合があるため、問題の発生しているユーザーはAMD Software: Adrenalin Edition 26.3.1のインストールを推奨

VRでの動作やその他のゲームなど

SteamVRやVRChatなど

現在Radeon RX7000シリーズ及びRX9000シリーズで、Virtual DesktopやPICO Connectを使用してVRChatの動作確認を行っているところです。少なくともRX9070XT環境で数時間ほどテストした限りでは、フリーズやクラッシュは発生していません。

AMD Software:Adrenaline Edition 26.6.2以降、フリーズとSteamVRのクラッシュは確認できていないため恐らく26.6.4でも大きな問題は見られないかと思われますが、もうしばらく様子を見る予定です。

ドライバーのバージョンを確認すると、問題があった26.6.1は26.10.19.02でした。フリーズやクラッシュが起こらなくなった26.6.2は26.10.21.01で、26.6.3は26.10.21.04、そして26.6.4は26.10.21.05となります。恐らく大きな変更はないはず……。

HEVCコーデックの高負荷問題について

Radeon RX9000シリーズと26.1.1以降で発生するとしていたHEVC 8-bitコーデックの高負荷問題ですが、改めて調査したところドライバーのバージョンに関係なく起きている事を確認しました。25.12.1や25.9.1などでも問題が発生しています。

DISMとSFCコマンドによる修復や、メディア機能の再インストール、「Windows Updateで問題を解決する」を使用しても特に変化がないようです。正確ではない情報を発信していたことをお詫び申し上げます。

HEVCのエンコードにMedia Foundationを使用していると問題が起こるようですので、Virtual DesktopであればAMDのSDKを使用するHEVC 10-bitやAV1 10-bitなどを使用することをおすすめします。もちろんH.264/H.264+でも大丈夫です。PICO ConnectはどのコーデックもMedia Foundationを使用するようなので、AVC(H.264)かAV1を使用してください。

今のところRadeon RX9000シリーズでのみ問題を確認していますが、なんともない環境はあるかもしれません。問題のある環境ではHEVCのエンコード負荷が高くなりますので、特に片目2.5K以上の解像度設定でエンコーダー負荷が100%となってしまい、フレームレートの低下が発生します。VRストリーミングでやむを得ずHEVCコーデックを使用する場合は、解像度を片目2K程度に下げてみてください。

その他のゲームについて

原神、アークナイツ:エンドフィールド、Forza Horizon 6の動作を確認する予定ですが、数日かかると思います。

アークナイツ:エンドフィールド

最高設定120FPSでの簡易動作チェック。スタッターも感じられず良好でした。

原神

エンドフィールドと比較してしまうと少々モタつくのが気になるところですが、概ねいつも通りだと感じます。

Forza Horizon 6

結局データを取らずじまいでした。クラッシュなどはなく、スタッターも見受けられなかったので問題はないかと思います。

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