Nexusデバイス向けに次期Androidバージョン「N」の開発者プレビュー版が配信されました。いくつかある魅力的な新機能や変更点の中でも、今回は「マルチウィンドウ」に重点を置いて軽くご紹介いたします。
ファクトリーイメージを焼かなくてもいい!?
今回のプレビュー版の配信はOTAでも行われています。Android N PreviewのページからGet startedへ進み、お使いのGoogleアカウントでログインしてENROOL DEVICEを選ぶことでOTAが配信されます。

OTAの申請。

設定からアップデートを行うように指示があったが、配信は即時に行われた。
マルチウィンドウはどうやる?
マルチウィンドウを使う方法は2つありました。アプリ実行にタスクボタンを長押しする方法と、タスク一覧画面でマルチウィンドウ化したいアプリを画面端にドラッグする方法です。

マルチウィンドウ化したいアプリを長押しして、

画面端に持っていき、

手を放す。

(ノ∀`)アチャー
…非対応のアプリが大半であるため、このようにクラッシュすることがあります。

マルチウィンドウ化するとこのような感じ。
中央のラインを指でつまむとマルチウィンドウの比率を変更することが出来ます。比率は半々と右寄り、左寄りの3通りほどです。
Twitterクライアントを横に表示して使うことも出来ます。ちなみに比率を変えるたびに再読み込みが発生するので、頻繁に変えるとAPI規制に引っかかってしまいました。
Twitterをしながらブラウジングといったレベルの使い方であれば、意外と安定して動作しています。ただし、ほぼ固定レイアウトで作られている高度なゲームアプリや、非対応のアプリなどは大きくレイアウトが崩れたり、強制終了したりといった問題が起こることが考えられるため、上手く使う必要がありそうです。
ひとまず軽く触ってみた感じは以上になります。まだ安定した動作とは言えませんが、M Previewの時点でこっそり実装していたものと比べると実用的になりました。マルチウィンドウの機能はGalaxyなどが独自に実装しており、なかなか便利な機能です。今回正式にサポートされることになり、実際に試してみると特にタブレット端末では有用な機能だと感じました。