中国版及びグローバル版のPICO公式フォーラムによると、PICO 4 Ultra向けのPICO OS 5.13.0.Uのパブリックベータが実施されているようです。
但し、Feishu・Larkアプリやグループへの参加、場合によってはフィードバック等が必要となりますので日本国内からの登録はあまりおすすめしません。OSのロールバックが行えないことやリカバリー不可能な問題が発生した場合はサポートに問い合わせる必要があるので、今後も日本向けの案内がない限りは参加しないのが賢明かと思います。
Discordでも同様の案内があり、2月27日にフィードバック用のフォームも用意されたのでLarkがなくても行えるようになりました。
https://bbs.picoxr.com/post/7468338514381209626
https://community.picoxr.com/eu/post/7462166125880655878
リリースノート(翻訳)
各種バグ修正や、いくつかの新機能が搭載されるようです。(※3月3日追記)
- パノラマワークスペースで、各ウィンドウの距離や位置を自由に調整可能に(フラットスクリーンも選択可能らしい)
- アルバムアプリで2D写真から空間写真に変換が可能になり、複数枚のバッチ変換もサポート
- 開発者オプションにパフォーマンス調整ツールが追加され、XRアプリのリフレッシュレートや解像度、CPU/GPU/FFR レベルなどを設定可能に
- スクリーンレコードの空間ビデオ形式での録画がサポートされ、アルバムアプリ内で空間ビデオとして再生が可能に
- PICO Motion Trackerの追跡アルゴリズムの最適化
- 座ったり横になっているときの安定性が向上し、意図せず浮いたり立ち上がったりするのを軽減(座っていると直立していって足が埋まっていく問題への対応かと思われます)
- 全身推定の更新頻度を上げ、動きの滑らかさが向上
- 横たわったときなどの複雑な状況での姿勢の柔軟性や正確性を上げ、腰トラッカー使用時の体験が向上
- 照度が低い環境でのシースルー品質を最適化
- ホームスペースでバックグラウンドサウンドを追加可能に(設定から有効に)
- 「設定>ディスプレイと明るさ」から自動スリープまでの時間を変更可能に
- Chat & Playにおいて最後に使用したときの音量設定になるように変更
- ハンドトラッキングアルゴリズムの最適化
- 遅延とピンチ操作の誤作動を低減
- 暗い場所などの様々な状況下でのトラッキングの安定性を向上
- ジェスチャーの復帰(?)を改善(Improve gesture restoration)
- シースルー時において手の3Dモデルと実際の手とのフィット感を改善
- ドラッグ操作時に手を回すと操作が中断される問題の修正
- インタラクションにハンドトラッキングのみのモードを追加し、コントロールセンターにもハンドトラッキングのクイック設定を追加
- システムのインタラクション設定とアプリの操作が競合する場合、プロンプトが表示されるように
- 補間機能が追加され、低~中スペックのPCでのストリーミングパフォーマンスの向上(PICO Connectにスペースワープでのモーションスムージングが追加されることで、ハーフフレームレートレンダリングとハーフフレームレート伝送によるレンダリングとエンコードの負荷が削減されるというものだと思われます)
- AI生成のバーチャルシーンに「ファンタジー&ゲーム」と「インターステラー」の2つの新しいスタイルが追加、更に期間限定で無料
- iPhone 16で撮影した空間写真のサポート
- 空間写真を撮影する際のノイズ低減と画質向上のために、マルチフレームノイズリダクション(MFNR)テクノロジーが使用されます
- コントロールセンターにリクライニングモードのクイック設定が追加可能に
- 設定にあるBluetoothのリストが自動的に更新されるように
- ビデオプレーヤーに2つの新しいシーンが追加され、ビューアングルリセットもサポート
PICO Motion Trackerの最適化や、待望の自動スリープまでの時間を設定できるようになるのが大きいですね。また、新しいモーションスムージングも上手く機能すればPC側の負荷が減らせそうです。
パブリックベータへの登録は2025年3月7日までとのことなので、それ以降に5.13.0.Uが正式リリースされると思われます。また、いつも通り公式サイト側に情報が反映される前に順次OTAで配信するはずですので、アップデートが来ても慌てないように。