PICO 4 Ultraに対応したBOBOVRのヘッドストラップを購入しました。PICO 4向けに販売されている「BOBOVR P4」とほぼ同じ製品ですが、いくつか違いがあるのでご紹介します。
待望のPICO 4 Ultra対応版
PICO 4シリーズ向けのヘッドストラップといえば、AMVR製かBOBOVR製の二択となっており、どちらもしっかりとした作りに定評があります。
専用バッテリー付きで長時間楽しめる
今回紹介する「BOBOVR P4S」は、後ろに専用のバッテリーを取り付けられるヘッドストラップです。このB2というモデルのバッテリーの容量は5200mAh(3.7V/19.24Wh)あり、5V/2.6Aで出力が可能です。今回購入したセットには、バッテリーが1つだけ同梱されています。
バッテリーにはマグネットが取り付けられているので、ドックへの着脱が容易に可能な仕組みとなっています。プレイ中でもヘッドセットを被ったままバッテリーを着脱できます。
上の写真ではAMVRのヘッドストラップと組み合わせて使用しているので、前についているアーチ状の部品はBOBOVRのものではありませんのでお気を付けください。(でも組み合わせてしまうのはアリです。)
内容物の確認
箱を開けると蓋に取り付け方の説明が書かれています。こちらは同梱の説明書に日本語版も用意されています。
中にはバッテリーやバックプレートの入った箱と、柔らかい素材のバックヘッドサポート部分の入った箱に分かれています。
PICO 4 Ultra本体に取り付けるバックプレート部分は、頭を支えるヘッドサポート部分が可動部品として分離されています。ソフトクッションはヘッドサポート部分に取り付け済みで、付属するシリコン製でグリップ力の強いハニカムクッションに取り替えることも可能です。
PICO 4 Ultra対応のバックプレート
「BOBOVR P4S」でPICO 4 Ultraに対応した部分はこのバックプレートです。ツメの位置などがちゃんと変更されていました。また、オレンジ色だったケーブルは黒になっています。隣にPICO 4も一緒に置いてあるのですぐ見分けがつくのですが、個人的にはオレンジ色のままのが好みでしたね。
取り付け手順
PICO 4 Ultraのバックプレートを慎重に取り外したので、早速取り付けていきます。
えー、先にバックプレートを取り付けるか、それともヘッドサポートと合体させてから取り付けるかなのですが……。
「箱の説明」と「説明書の説明」では順序が入れ替わっているんですよね。
BOBOVR公式のセットアップ動画では先にバックプレートを取り付けてから、ヘッドサポート部分をはめ込んでいました。写真では上の図で、箱に載っている方のやり方です。
個人的には取り付けに少し苦労したので、先にバックプレートとヘッドサポートを合体させてからPICO 4 Ultraに取り付けた方が楽だったかもしれないと思いました。以前PICO 4に取り付けた際はそのようにしたような気がします。
取り付けの際はそれぞれのパーツにLとRが書かれているので、左右を間違えないよう確認してから取り付けましょう。しっかりとはめ込むので、間違えると外すのが大変かと思われます。
次にバッテリードック部分から伸びているケーブルを通す部品があるので、それを取り付けます。
最後にPICO 4 UltraのUSB Type-Cポートに挿し込んでください。
ああそうそう、これも忘れてました。柔らかいメモリーフォーム素材を使用したバックヘッドサポートです。純正のものより幅を広く取ってあり、柔らかいメモリーフォーム素材なところが特徴的です。銀色の部品はPICO 4 Ultraの上部に引っかけてサポートパーツを通す為に使用します。取り付けの要領は純正パーツと同様です。
自分はAMVRのサポート部分と組み合わせるので、このように取り付けました。但し、この取り付け方だと長さ調整が困難なので、写真とは前後逆に取り付けた方が調節は楽になります。
専用のバッテリーについて
バッテリー持続時間は最長で1.5時間ほど
付属のB2バッテリー1つにつき、PICO 4 Ultraのバッテリーが最長で1.5時間延長されます。
「画面の明るさを50%」にしてPICO ConnectでPCと接続し、「HEVC 150Mbps/超高画質設定」かつ「PICO Motion Tracker3個を使用」してVRChatをプレイしたところ、1時間18分でB2バッテリーが空になりました。そして、B2バッテリー使用中でもPICO 4 Ultra本体のバッテリーは少しずつ消費されるようで、B2バッテリーを1個使い切った時点で5%減少していました。
PICO Connectの設定や使い方にもよるので、1時間半ぐらいでバッテリーが切れるとだけ覚えておけばOKです。B2バッテリーを3つ使った時は、PICO 4 Ultra本体のバッテリーと合わせて6時間ほど使用できました。
バッテリー本体のフル充電には3時間程度掛かります。説明書によると5V/2Aか5V/3AをサポートするUSB Type-C充電器を使用する必要があり、ドックに取り付けたまま充電してはいけないとのことです。
専用充電器あり
別売りの専用充電器を使うと、USBケーブルを繋がなくても置くだけで充電できます。こちらもマグネットでくっつくので、充電用端子と簡単に繋がるようになっています。2個同時に充電できますので、B2バッテリーを複数個使用するのならあった方が便利です。
バッテリーを追加購入する場合
Amazonでの価格は以下の通りです。
B2バッテリーのみ(1個) | 専用充電器とセット(1個) | BOBOVR P4と専用充電器のセット(2個) |
---|---|---|
4,899円 | 5,999円 | 10,840円 |
充電器セットとバッテリーを合わせると4,899+5,999=10,898円になりますので、PICO 4 Ultraには取り付けられませんが「BOBOVR P4とのフルセット」を買った方がお得です。記事執筆時点ではブラックフライデーセールで25%割引だったので、フルセットは8,120円でした。
バッテリー接続時の音が変更された?
BOBOVR P4のときはバッテリー接続時にドックから大きめのビープ音が鳴っていましたが、BOBOVR P4Sでは控えめな音に変更されていました。Amazonの商品ページに掲載されているビデオでは鳴っている音がちょっと違うので、もしかするとロットによって違いがあるのかもしれません。
Amazonにはまだ売ってない
PICO 4 Ultra対応版の「BOBOVR P4U」は国内のAmazonではまだ取り扱っておらず、公式サイトで購入する必要があります。また、「BOBOVR P4」にはあった専用充電器とバッテリー2個がついてくるセットもありません。
公式サイトでの価格は約8,200円ですが、400円ほどの送料が掛かります。
発送から到着まで
今回は6日で届きました。メールにはChina Postと書かれており、BOBOVRのサイトで確認できる追跡情報では、ラストマイルキャリアとして佐川急便の追跡番号も見ることができました。
- 2024-11-22 09:00 注文受付
- 2024-11-22 20:00 発注準備完了
- 2024-11-23 06:00 情報入力中
- 2024-11-25 11:00 倉庫を出発
- 2024-11-25 12:00 空港に到着
- 2024-11-26 08:00 空港を出発
- 2024-11-26 13:00 日本の空港に到着(恐らく羽田空港)
- 2024-11-27 11:00 集荷中
- 2024-11-27 13:00 通関手続き
- 2024-11-27 19:00 通関許可
- 2024-11-27 20:00 佐川急便 城南営業所
- 2024-11-28 08:00 最寄りの営業所
- 2024-11-28 15:00 配達完了
AMVRとの比較
BOBOVRの方はバックプレートが可動します。