中国にてPICO 4 Ultra向けにPICO OS 5.14.0.Uパブリックベータテストを募集、最大5つのトラッカーに対応予定

PICO 4 Ultra向けにPICO OS 5.14.0.Uのパブリックベータテストが中国にて募集を開始しました。登録締め切りは7月25日となっています。日本からの登録はお勧めしません。

アップデートのハイライト

  1. トラベルモードのサポート
  2. PICO Motion Trackerのマルチモードトラッキング機能の追加(最大5台の接続に対応)
  3. ハンドトラッキングの精度向上と消費電力削減
  4. ビデオプレーヤーにおいてアスペクト比21:9に対応
  5. システム安定性の向上

この他にも様々な最適化が含まれるとのことです。

トラベルモードのサポート

電車や飛行機で移動中にPICOを使用すると、トラッキングに問題が生じることへの対策だと思われます。

Meta Quest 2や3に搭載されている機能と類似のものではないかと予想しています。

最大5台のPICO Motion Trackerに対応

これまで両足首と腰の合計3台までの使用に限定されていましたが、なんと最大5台のPICO Motion Trackerの接続に対応するようです。

これにより、トラッキング精度や安定性の向上が期待できます。

身体の様々な部位に取り付けて使用できるようですが、具体的にどのような使用例があるのかや5台使用時の機能制限などがあるかは詳細が明かされていません。個人的には肘や手首にも使用できるのかが気になるところです。精度向上が予定されているハンドトラッキングとの組み合わせも出来ると嬉しいですね。

PICO OS 5.13.0の時点ではPICO Motion Trackerは足首と腰の合計3ヶ所に取り付けが可能で、その他は仮想トラッカーを有効にできるという状態です。ヒップと肩に取り付けるのはちょっと想像がつかないので、手首・肘・膝・胸のどこかに追加で2つ取り付けられるようになると考えるのが自然そうです。

PICO 4 Ultra発売時に足首用を2セットを購入していて、追加で腰用も買って既に5台所有している方には朗報ですね。

PICO OS 5.14.0.Uはまだパブリックベータの予定が発表された段階なので、提供はかなり先になりそうです。詳しい内容は続報に期待しましょう。

https://bbs.picoxr.com/post/7521944552329461795

【2025/07/16追記】追加情報

別件で情報収集をしていたところ追加情報がありました。

既に使い始めているベータテスター曰く、PICO Motion Tracker 5つ使用時の追加箇所は手首か膝(太ももに装着)とのことで、ハンドトラッキングでの使用やダンス・フィットネスへの対応強化を目的としているようです。最も効果的な追加箇所ではないかと思います。

ここからの話は推測となりますが、膝(太もも)の角度などが取れれば足全体の位置推定がより正確になりそうです。膝が上手く動かせるようになれば、表現力が高まることが期待できます。

また、ハンドトラッキングとの組み合わせ重視の使い方となると、VIVEリストトラッカーのようなイメージが近そうですね。手首に使う場合肘はどうなるのかという疑問が生じますが、手に持って自由な位置・角度に動かせてしまうコントローラーとは異なり、トラッカーを手首に巻くのであれば肘の位置も推測できると考えられます。コントローラーと組み合わせたときの挙動などは不明ですが、上手く動作することに期待したいところです。

追加情報につきましてはベータテストの内容を聞きかじった程度の内容となりますので、公式からの情報ではございません。正式リリース時や今後のアップデートで内容が変更される可能性があります。予めご了承ください。

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