「Standable:Full Body Estimation v2.1」アップデート、最適化や新機能など

2024年12月28日、SteamVR対応仮想トラッカーである「Standable:Full Body Estimation」のバージョン2.1がリリースされました。全体のUIや床の高さ補正といった機能の更新に加え、様々な新機能が盛りだくさん。

詳細は公式サイトのパッチノートを参照してください。その中からいくつかピックアップして簡単にご紹介します。

Standableって?

StandableはSteamVRに対応した仮想トラッカーアプリです。頭と両手の3点トラッキング情報から全身の位置推定を行って、まるで足腰のトラッカーがあるかのように振る舞うことができます。

また、VIVEトラッカーのトラッキングが飛んでしまったときに、トラッカーが戻ってくるまでの間Standable仮想トラッカーがVIVEトラッカーの代わりとなってくれるプロキシ機能も搭載されています。トラッカーが頻繁に飛んでしまうような方にもオススメのアプリです。

公式マニュアルが公開されました!

これまでは英語のチュートリアル動画を観る必要がありましたが、バージョン2.1対応の公式マニュアルが公開されました。英語のマニュアルですが、とてもわかりやすく書かれているので大体の内容を理解できることかと思います。

Standable Docs

バージョン2.1の主な新機能

UIがコンパクトに刷新

UIのデザインがミニマムな形にまとめられました。座ったり寝転んだときの姿勢を調整するスライダーなども、直感的に理解できる見た目に更新されています。

床とベッドの高さ設定

床の高さをキャリブレーションするのがより簡単になりました。コントローラーを床に置いて「Calibrate Floor」ボタンを押すか、数値を直接入力するだけです。

更にベッドの高さも記憶させることが可能になりました。自動判定の他に「ベッドの上をダブルタップ」したり、「Toggle Bed」ボタンを押すことでベッドの上に乗っている判定に手動で切り替えられます。

座ったときに身体の位置を調節する「Push To Realign」

「Push To Realign」を有効にすると、床に座ったり横たわったときに「手で身体を押して」足の位置を移動させることができるようになります。

足や身体の動きを自然にする機能

「No Stick Mode」

これまでは足が地面に固定されてしまい、なかなかその場を離れないような動きをしていましたが、「No Stick Mode」を有効にすると足が地面にくっつきにくくなります。直立に近い位置に足が移動しやすくなる代わりに、あまり位置推定を行わなくなります。

「Experimental Lean」

足を広げて立っているときに、より身体を傾けやすくする試験的な機能です。こちらはまだ不安定な動きをするかもしれないとのことです。

ボディプロポーション調整機能

実際の体型に合わせて、Standable仮想トラッカーの位置を調整可能になりました。手足などの長さや幅といったパラメータの比率を各スライダーで調節できます。基本的にはデフォルトの比率のままでOKです。

椅子に座るときの感度を調整可能に

椅子に座ったときにしゃがみ姿勢となってしまい、着座の姿勢に上手く切り替わらなかった問題への対処が可能になりました。椅子に座ったと検知される感度を調節するスライダーを弄ることができます。もう椅子に座るときに難儀しなくて済みますね。

不具合修正や最適化

ハンドトラッキング使用時の問題などが修正され、姿勢遷移もスムーズに動くようになりました。

1月4日まで33%オフのセールが実施中

アップデートに伴い、2025年1月4日まで割引セールが実施されています。33%引きとなるので、定価2,300円のところを割引価格の1,541円で購入するチャンスです。

Standable: Full Body Estimation
Standable: Full Body Estimation
開発者: Standable
金額: 無料
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