QWERTYキーボード搭載のタフネススマホ、Unihertz Titanが届きました。
この記事の本文は全てTitanで入力しています。し、しんどい。
力尽きたので簡易レビューとなります。
巨人のような大きさ、重量感
Titanと言う名である通り、両手で使うのに最適な大きさと重量感があります。
とにかくずっしりとしているのですが、普段から重たい端末を扱っているので、個人的にはあまり気になりません。
ほんの少しだけ重心を下寄りにしてくれたら嬉しかったかなぁとは思いますが。
タフネススマホではありますが、どこにぶつけたのか、早速側面が削れています。その辺りはあまり期待しないように。
少し癖のあるキーボード
売りの一つでもある物理キーボードですが、気持ち強めに押し込まないと取りこぼしが生じます。(※アップデートで割とマシになりました。)
打ちにくさの原因は、ほぼそれのせいと言ってもいいほど反応が悪く、頻繁に取りこぼすため、素早くタイプするのはかなり厳しいかもしれません。
左側にShiftキーが、右側にAltキーがあります。それぞれキーロックが掛かる仕様なので、頑張って同時押しをする必要はないです。
キーボードにはバックライトが搭載されています。但し、打ち始めは消灯してしまっているので、常時点灯にしてしまうか、自動消灯までの時間を少し伸ばしておくと、暗所でも少しは快適に使えると思います。設定はディスプレイ設定内にあります。
IMEについては、付属のKita-Keyboardが日本語入力に対応しています。変換精度も特に問題はなさそうですが、どうしても馴染めない人は、AquaMozc for Titanを試してみると良いかもしれません。
Titan用のAquaMozcは現在のところベータ版ということで、GooglePlayではなくDeployGate経由でのインストールとなります。→正式版リリースしました!
その他の機能としては、キーボードを指でスワイプすると、スクロールできる機能があります。たまに誤爆するので、常用するかは人を選ぶかもしれないと感じました。
バックグラウンドアプリの扱いに注意
Intelligent assistance内にある、App blockerがバックグラウンドアプリの動作を制限するようになっていますので、バッテリー監視アプリなどの通知に常駐するアプリが、いつの間にか終了してしまいます。
その他にも、Dura Speedといった機能もあり、何かとバックグラウンドアプリを制限してくるような機能が盛り沢山となっています。
搭載メモリは6GBもありますし、バッテリー容量も6,000mAhと大容量ですから、それらの機能はオフにしてしまった方が良さそうです。
これらはAndroidの省電力機能であるDozeよりも強烈ですので、通知が来ないだとか、タスクを切り替えたらアプリが落ちていただとかの問題は、この機能のせいではないかと思われます。
横画面になるアプリをなんとかする
ゲームアプリなどは横画面に切り替わってしまうので、Titanを横持ちしなくてはならなくなります。
そこら辺は当たり前ではありますが、ほぼ正方形のディスプレイなので、縦持ちのまま使いたくなりますよね。
というわけで、Rotation Controlで縦画面に強制的に固定します。
もちろん、バックグラウンドアプリの制限を無くしておかないと、このアプリもいつの間にか終了してしまいますのでご注意を。
性能は十分、ガッツリと使える
SoCにはMediaTek Helio P60(MT6771V/C)を搭載し、6GBのメモリがあります。
構成はCortex-A73とA53を組み合わせたオクタコアで、GPUはMali-G72 MP3です。
ベンチマーク上はSDM670のPixel 3aとほぼ一緒といったところでしょうか。主にグラフィック周りのパフォーマンスがそれほど高くありませんが、数値上は僅かな差です。
とはいえ、グラフィック面ではSDM660相当かそれ以上ぐらいの能力はあるようなので、ある程度のゲームは遊べそうですし、普段使いでパワー不足に陥る場面は少ないでしょう。SDM630では辛いプリコネはちゃんと動きます。
また、メモリ容量も6GBと多く搭載されていますので、先述したバックグラウンドアプリの制限を取っ払ってやれば、しっかりと活用できそうに思います。
ストレージも128GBと大容量。microSDも使えますが、2番のSIMスロットと排他になってます。
VoLTEに難あり?
ドコモ音声回線(IIJmio)とワイモバイルデータ回線のSIMカードを挿し込み、デュアルスタンバイさせてみました。
しかし、そのままではいつまで待っても3Gのままで、機内モードに入ったりして繋ぎ直して4GになったとしてもVoLTEが利用できず、IMS登録もされていない状態です。
ダメ元でIMS用のAPNを作成してリブートすると、アンテナピクト横にHDアイコンが表示され、VoLTEで通話が可能になりました。
ただ、一度機内モードに入るとリブートするまで戻らなくなったりします。実のところ、IMS用のAPNを作る際に、IIJmioのAPNタイプにimsを追加してみたりもしたので、正直どれが正解かよく分かってません。うーむ。
特に問題のない人もいるようですし、なんだか腑に落ちません。
2020/01/15追記:音声回線3G落ちしたら4Gに戻らなくなりました。おーい。
インスタントテザリング対応?
対応リスト外なんですが、何故か利用できます。
でもこれ、ChromeOS 80 Devだから使えてるような気もしますし、ついでに言っておくと開発者モード有効になってます。ChromeOS側の都合で使えているだけかもしれません。
練習の必要がある端末
物理キーボードが売りではあるのですが、すんなりと受け入れるには難があると感じています。
まずは頑張って2,000文字ぐらい打って、キーボードの練習をしてみる必要がありそうです。
この記事が2,000文字ちょっとです。慣れてはきましたが、疲れました。他にも書きたいことがあるような気がしますが、今日はここまで。
カメラや音声周りは次回。