安価なロボット掃除機、Lefant M210簡易レビュー

28cmとコンパクトなロボット掃除機

Lefantのロボット掃除機、M210です。幅28cm、高さ7cmの小型なボディが特徴の安価な掃除機です。

小型であるため、机や椅子の下へ入り込んで掃除の面倒なところまでお掃除してくれます。

入り組んでいてもしっかり掃除してくれて、ちゃんと脱出しています。いいですね。

付属品

充電用ホームやリモコンの他に、交換用のサイドブラシとフィルターが1セットずつ同梱されていました。

ホームやリモコン。リモコンはなくても直接スイッチを入れるか、スマホのアプリで操作は可能です。

取り出しやすいダストボックス

本体の上蓋を開けると、ダストボックスにアクセスできます。

フィルターを取り外せば、水洗いも可能とのことです。

ちなみに、底面はサイドブラシ以外のブラシはないので、ゴミは吸込口から直接ダストボックスへと吸い込まれていきます。タイヤはゴツいのでちょっとした段差も乗り上げて行きますが、畳床は走らせないほうがいいかもしれません……。

ジャイロ搭載で規則的にお掃除

最も安価なロボット掃除機は、ランダムな移動しかできないのですが、ジャイロセンサーを搭載しているモデルになると、弓の字型に走行して比較的効率よく掃除することができるようになります。

より上位のモデルになると、部屋の形状を記憶したり、進入禁止エリアを設定したりできますが、安価なM210にはそのような機能はありません。入ってほしくないところには、掃除開始時に物理的なバリケードを設置する必要があります。

ゴミもしっかり取れる

得意技は体当たり

前方にセンサーがあり、衝突を防止するようにはなっていますが、あんまり機能していません。ちゃんと直前で止まってくれることはありますが、ぶつかってから方向転換をするような動作が基本だと思っていたほうが良いでしょう。

力強くかつ容赦なくぶつかっていくので、傷が付きやすい家具や倒れやすい物が置いてある場合は、退避させるかロボット掃除機の利用を控えるべきだと思います。

一時的なマッピングでくまなくお掃除

スマートモードで掃除を開始すると、どこを掃除したのか簡易的に記録しながら掃除をします。ひと通り掃除をしたあとに、抜けのあるところへ一直線に向かって行くのでそれなりに機能はしているようです。

しかし、この地図は一時的なもので、掃除を終えた瞬間に消去されてしまいます。

ホームに帰るのは苦手

掃除を終えると同時に地図が消去されるので、ホームに戻るときはあっちこっちうろつきながら、壁伝いに戻ってくる感じになります。ホームを開けた場所に設置してある場合は問題ないでしょうが、入り組んだ部屋で死角が存在するとなるとホームの範囲内に戻ってくるのに非常に苦労することになります。

なんだかんだ言って、時間をかければ帰れるようなので、余程のことがなければ大丈夫ではないかなと感じています。

Google Homeに接続して使う

予め、掃除機の制御用アプリである「Lefant life」をインストールします。アプリからアカウントを作成してログインをしてM210を登録しておきましょう。

Google Homeアプリで「デバイスのセットアップ」を開き、「Googleと連携させる」から接続設定を行います。サービス一覧から「Tuya Smart」を検索して選択した後「Lefant life」を選び、Lefant lifeのIDとパスワードでログインします。

「OK, Google. 掃除機かけて。」や「OK, Google. 掃除機とめて。」でオン・オフ制御ができました。

思っていたよりは役に立つ

物が多くて狭い我が家では、同じところを往復したり身動きが取れなくなったりして役に立たないのではないか?と思いつつ導入してみましたが、小さめのボディが幸いして狭いところも入り込んで掃除してくれました。掃除の面倒な机の下にちゃんと入り込んでくれるのは嬉しい誤算です。

吸引力は1800Paと他機種よりも控えめですが、フローリングのホコリなどを吸い込むのには十分でしたし、稼働時間も最大でおよそ100分と余裕がありました。リビングと応接間、そして玄関を走らせて30分程度の掃除時間なので、迷子になりながらホームに戻ることを考慮しても全く大丈夫です。

ただ、安価であるが故に進入禁止エリアの設定が行えず、物理的なバリケードを用意する手間がかかるといったマイナス面はあります。それでも、軽くセッティングして買い物に出かけている間に掃除を任せておけるところはとても満足しています。

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