日本時間の2025年12月11日、「AMD Software:Adrenaline Edition 25.12.1」がリリースされました。
主にAMD FSR “Redstone”(FSR4の更なる機能拡張・RDNA4のみ対応)の搭載や、Radeon AI PRO R9600D/R9700Sといった新しい製品のサポート、その他に幾つかの不具合修正が含まれています。

さて、今回の目玉となるFSR Redstoneについては、残念ながら手元に試せる環境がないのでAMD公式から説明を引用します。
FSR “Redstone” は、最新の AMD RDNA™ 4 GPU 上でよりスムーズなパフォーマンスとシャープなビジュアルを実現する、機械学習を活用したゲーム テクノロジのセットです。
- FSR Upscaling: (旧称 AMD FidelityFX™ Super Resolution 4) 鮮明で高品質なビジュアルを低解像度フレームから再構築します。
- FSR Frame Generation: レンダリングされたフレームの間に新しいフレームを予測、挿入し、よりスムーズで高いフレーム レートのゲーミング体験を提供します。
- FSR Ray Regeneration: スパース サンプルからフルクオリティのレイトレーシング詳細を推論、復元することで、レンダリング コストを削減しながら、シャープでノイズのないビジュアルを実現します。
- FSR Radiance Caching: シーン内で光の動き方を動的に学習し、予測することで、リアルタイムで効率的なグローバル イルミネーションを実現します。
AMD FSR™ テクノロジAMD FSR™ テクノロジは、その最先端の機能でフレーム レートを向上させ、高品質のディテールを提供します。
対応するゲームタイトルは以下から確認ができます。

ダウンロードとインストール
インストーラーは3種類
リリースノートにリンクがある「whql-amd-software-adrenalin-edition-25.12.1-win11-c.exe」は統合版のドライバーパッケージとなっており、RDNAシリーズ全般が対応します。この他に「a」や「b」といった振り分けがされている物も存在しており、それぞれRDNA1/RDNA2とRDNA3/RDNA4用に分かれているようです。
- 【RDNA1/RDNA2】whql-amd-software-adrenalin-edition-25.12.1-win11-a.exe
- 【RDNA3/RDNA4】whql-amd-software-adrenalin-edition-25.12.1-win11-b.exe
- 【統合パッケージ】whql-amd-software-adrenalin-edition-25.12.1-win11-c.exe
ドライバーのバージョンはそれぞれ以下の通りです。RDNA1/RDNA2は25.10系ドライバーのままとなります。
- RDNA1/RDNA2:32.0.21033.3005(25.10.33.03)→32.0.21037.1004(25.10.37.01)
- RDNA3/RDNA4:32.0.22029.1019(25.20.29.01)→32.0.22029.9039(25.20.29.09)
以前のバージョンに戻す際は、「AMD Cleanup Utility」を使用することが推奨されています。こちらは9月29日に更新されているので、それ以前にダウンロードしていた方は新しいバージョンを再ダウンロードしておいてください。
チップセットドライバーの更新も
カスタムインストールを選択すると、チップセットドライバーのインストールも行えます。
Windows 11 25H2に対応したAMD Ryzen用のチップセットドライバー(7.11.26.2142)も配信されました。
同時に更新する場合、チップセットドライバーのインストールは、グラフィックドライバーのインストール後に行われます。
「ダウンロードの管理」からAMD Install Managerを開くと更新状況が確認できます。チップセットドライバーのインストール完了後は再起動を求められるので再起動しておいてください。
主な修正内容
RX9000シリーズでのゲームの不具合が修正
Counter-Strike 2(DirectX11)でAnti-Lag 2が使用できない問題や、ARC Raidersプレイ時のクラッシュの修正が含まれています。
HDMI 2.1使用時のクラッシュが修正
25.10.2以降で発生していた、HDMI 2.1の高帯域幅を使用する一部のディスプレイにおいて、スタンバイに入るとシステムがクラッシュするという問題が修正されました。
Radeonオーバーレイ使用時のフリーズが修正
ゲーム中にRadeonオーバーレイを使用すると、フリーズするといった不具合が修正されました。
Chromium上でのピンク色のグリッチも修正?
リリースノートに記載がない情報として、25.4.1辺りから発生しているとされる「Chromiumを使用するアプリケーション上でハードウェアアクセラレーションを使用していると、ピンクや紫色のノイズが生じる不具合」が修正されたという報告があります。(主にChromeやDiscordなどが該当)
25.11.1リリース時に「次回アップデートに含まれる予定」という情報がありましたので、今回のアップデートに修正が反映されている可能性があります。この修正は最新のAMD Ryzen チップセットドライバー(7.11.26.2142)とAMD Software:Adrenaline Edition 25.12.1の組み合わせで上手く機能しているとのこと。古いチップセットドライバーのままではグリッチが残るようです。
今のところ不具合は確認できていませんが、何かあれば追記いたします。
不具合など
既知の不具合
主に特定条件下におけるCyberpunk 2077やBattlefield 6、Roblox Player(Car Zone Racing & Drifting)といったゲームでのクラッシュが確認されています。Call of Duty: Black Ops 7のレンダリング不具合などもあり、解決に向けて積極的に取り組んでいるとのこと。詳細についてはリリースノートを参照のこと。
これらの問題の一部については、Windows Updateでの緩和も行われたのではないかという情報もありました。Windows Updateの確認もしておくと良いでしょう。

AMD Noise Suppressionの不具合は継続
リリースノートに記載がない問題として、AMD Noise Suppressionが有効にできない不具合があり、25.12.1でも修正されていません。
トラブル時はドライバーのクリーンインストールを検討
25.9.1や25.9.2からアップデートする場合は、ドライバーのブランチが切り替わる事になるため、セーフモードで「AMD Cleanup Utility」を使用してからインストールを行うことをおすすめします。
アップデート後に不調が見られる場合や以前のドライバーに戻す場合も、AMD Cleanup Utilityを用いてクリーンインストールを行うのが良いかと思います。代わりにDDUを用いるのであれば、必ず最新バージョンを用意してください。
VRでの動作について
有線のHMDでの動作検証は行えませんが、RX7900XTとPICO Connect及びVirtual Desktopで数時間ほどVRChatを動かしての検証を予定しています。
ひとまずPICO Connectでの動作は、数時間連続で使用しても特に不具合もなく、これまでと同様に安定していることは確認済みです。(※AVC 300Mbps)







