SHARPのMVNO向けモデル、AQUOS SH-M01!

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SH-M01って?

SH-M01はドコモで販売していたAQUOS PHONE EX SH-02Fとほぼ同様の外観・仕様となっており、相違点はFeliCaが使えないこととSIMフリーであること、Androidのバージョンが4.4.2であること。そしてキャリアのプリインストールアプリがてんこ盛りではないということでしょうか。

大好評だったらしく(?)品薄で出荷が遅れてたり、MNP転入に非対応だったりしましたが、ついこの間MNPでの転入が解禁されたので早速契約してみました!

楽天モバイルだからなのか、値段のせいなのか、購入レビューは全然見かけないですね。

外観

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外箱と書類。とてもコンパクトです。

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内容物は本体とクイックスタートガイドのみ。

形式上はSH-02Fの前モデルにあたるAQUOS PHONE EX SH-04Eではワイヤレス充電器がついてくる豪華な仕様だったのですが、こちらは付属品がないので充電器は別途購入する必要があります。
※ワイヤレス給電(qi)は非対応です。

前面のSHARPロゴが特徴的。

前面のSHARPロゴが特徴的。

AQUOSロゴは背面になります。

AQUOSロゴは背面になります。

SIMカードは未挿入だったので自分で挿入する必要がありました。背面パネルを開けて上部の蓋を開くことでmicroSIM・microSDスロットへアクセスできます。

カラーバリエーションは白だけのSH-M01ですが、実はSH-02F用の裏蓋に取り替えできるので色の変更は容易です。私はマゼンタの蓋を買って取り付けてます。

裏蓋を開けないとSIMスロットにアクセス出来ない仕様。SIMのサイズはmicroSIMです。

裏蓋を開けないとSIMスロットにアクセス出来ない仕様。

ブート時はAQUOS・Androidロゴ→SHARPロゴ→防水についての画面という順で表示されました。
電源オフからの起動、再起動ともに20秒かからず起動したので、起動はかなり速い部類ではないかと思います。

上がSH-M01で、下がSH-04E。

上がSH-M01で、下がSH-04E。

イルミネーションは控えめな大きさです。
通知などで光るととてもカラフル!

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microUSBコネクタはHTC機ではお馴染みの台形の長辺が画面側にくるタイプ。

使いたかったけど使えなかった…。

使いたかったけど使えなかった…。

以前購入したqiレシーバーがそのまま取り付けられるので試してみようと思いましたが、出力不足で最初の数秒しか充電されませんでした。トホホ……。

操作感

非常にコンパクトなSH-M01は手が小さい私でも快適に利用できるサイズだなと感じました。
試しに購入したものの、あまりの酷さに速攻で売り飛ばした303SHと違って小さすぎず、ボディも滑りにくいのでとても扱いやすいです。

13年Android4.2搭載モデルで顕著だったタッチパネルの挙動も特に問題がなく、文字入力にもストレスを感じた「あの頃のSHARP機」の面影はありませんでした。スクロールの慣性が他社と比べて過剰であったり、スクロールの終点で「こんこんっ」と跳ねるのが気になる点ですが、そこ以外はバッチリだと思います。

防水モデルというのもあって軽く水場で利用してみましたが、動作は他社の防水スマートフォン並に安定しており(個人差あり)、思っていたほど誤動作は起きませんでした。
もちろん、静電容量方式のタッチパネルである以上完璧な動作は期待してはいけないと思います。

ソフトウェア

SHARP以外のプリインストールアプリはたったこれだけ。

SHARP以外のプリインストールアプリはたったこれだけ。

プリインストールアプリは楽天関連が6つのみ。

いずれも後から入れた扱いのようで、無効化ではなくアンインストールすることができます。僕は楽天のサービスを利用することがあるので、必要なものだけ残しました。

ちなみに全て削除した場合はSHARP純正アプリとAndroid標準及びGoogle関連のサービスのみとなるので、無駄がなくスッキリとしたAQUOSを楽しむことができますね!

paletなんとかや、Liveなんとかは居ない。

paletなんとかや、Liveなんとかは居ない。

もちろん搭載ホームはFeelUXホームのみ。
メーカー純正のホームだけというのは個人的にとても嬉しいです。

ネットワーク

本機はSIMフリーで、docomoのクワッドバンドLTE(Band 1/3/19/21)に対応しているとのこと。プラスエリアにも対応なので通話面の心配もなさそうです。
(auはBand1、SoftBankはBand1/3で利用できる可能性がある。CDMAには対応していないはずなのでauで通話と3G通信は利用できない。)

というわけで……

色々と自己責任で…!

色々と自己責任で…!

SoftBankとmineo(au)のSIMカードを挿し込んでみました。

SoftBankはAPN設定を行うだけでLTE通信が可能で、何ら問題なく利用可能でした。ドコモ機も公式にSIMロックを解除出来ますが、LTEに接続できない場合もあるらしいので、これは嬉しい点です。

所持していないので試していませんが、Y!mobileも利用できそうな気がします。

mineoに関してはAPN設定後、*#*#4636#*#*から優先ネットワークを「LTE Only」に切り換えることで通信が可能です。アンテナピクトはしっかり立つのですが、セルスタンバイの項目を見ると圏外時間が発生しています。いわゆるセルスタンバイ問題。

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電池持ちにどの程度影響してくるかはわかりませんが、気になる人はとても気になると思います。また、LTE Band1のみでの運用となるので通話はできませんし、快適に利用できないこともあると思います。

auで利用するためだけにSH-M01を購入するような物好きな方はいらっしゃらないでしょうが。

通信速度は「BNRスピードテスト画像読み込み版」で測定したところ、mineoが下り14Mbps、SoftBankが下り20Mbpsほどでした。

まとめ

総合的に見て私は大満足です。久しぶりに使うSHARP機ということで、のぞき見防止機能(ベールビュー)が使える喜びを噛みしめております(大げさ)
あれは電車内でとても役に立ちます。

MVNOのスマートフォンというとSnapdragon400搭載の海外製モデルというイメージが強いのですが、SH-M01は元々ドコモ向けの高機能モデルだったというのもあって「他とは違う」感じがあります。

そこそこお値段は張りますが、携帯電話に詳しくない層の「普通に大手キャリアと契約するより安く」「日本製が使いたい」といったニーズには答えられていると思います。(楽天モバイルが契約しやすいかどうかはともかく)

同じようなニーズに応えるものとしては富士通がARROWS M01を販売していますし、VAIOやXperiaもMVNO市場に投入されるとのことなので今後の動きが楽しみですね。

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