2017年12月21日、ソフトバンクから販売されているAQUOS R 605SHにAndroid 8.0 (Oreo)のソフトウェア更新が配信されました。
更新には最大で80分、本体ストレージに1.5GB以上の空き容量が必要となります。手元の端末では10~15分程度でした。
ビルド番号はS1002、セキュリティパッチレベルは2017年11月6日になります。
主な変更点
詳細な情報はSHARP公式サイトに分かりやすく説明が載っていますが、その中から目についたものをピックアップして紹介します。
アイコンバッジの表示
標準のホームアプリであるAQUOS Homeにおいて、新着通知がアプリアイコン上に表示されるアイコンバッジに対応しました。
また、アイコンの長押しで詳細の表示が可能になりました。
ロックフォトシャッフル対応
ロック画面の壁紙を、スリープから復帰する度に変更する機能です。プリセットまたは自分で用意した画像がしようできます。
これはAQUOS R以降に発売されたAQUOSに搭載されている機能のひとつで、Android 8.0ならではの機能ではありませんが、ロック画面を表示するのが楽しくなりますね。
新しくなったダイヤラー
電話の機能も新しくなりました。着信応答時のスワイプ操作が上方向に変更されたり、発着信画面などがシンプルなものになっています。
アイキャッチセルフィー
これもAndroid 8.0からの機能というわけではないですが、インカメラでセルフタイマーを使って撮影をする際、視線のズレを緩和するためにインカメラの位置を強調する表示がされるようになります。
動画撮影時間の制限を撤廃
空き容量の許す限り、動画の撮影をし続けることができるようになりました。
持つと画面点灯の高速化
前々からすぐに点灯しなくて気になっていた「持つと画面点灯」機能が高速化されました。
手にとってすぐ、スムーズに操作を開始できます。
新規アプリ起動時のなめらか倍速表示の通知
新しくインストールしたアプリを初めて起動した際、なめらか倍速表示を利用するかどうかを選択できるようになりました。
高い負荷のかかるゲームなどでは効果の薄い、もしくは意味のない機能ですが、一般的なアプリであれば120Hzの倍速表示でなめらかさのある動きで利用することが可能です。
スクリーンショットの音量を小さく
地味に嬉しい機能ですが、マナーモードのときは鳴らないようにして欲しいような気もします。
よりスムーズになったAQUOS R
以前よりもスムーズに動作しているように感じました。ソフトバンク向けは最も遅い更新となりましたが、しっかりと更新を行ってくれることはとてもありがたいですね。特に最近のSHARPはアップデートに積極的な姿勢であると思います。今後も期待したいです。
いつものことではありますが、アプリの対応はよく確認しておきましょう。特にゲームなどはまだAndroid 8.0 Oreoに対応できていないものがあります。更新前に一度確認をして、念のために引き継ぎコードなどを発行しておくと良いでしょう。デレステはOreoで音ズレが発生する機種があるらしいと聞いていましたが、AQUOS Rでは特に問題なさそうでした。
余談ですが、Android 8.0からbuild.propのパーミッションが変更され、閲覧やコピーが行えなくなりました。全ては確認していませんが、幾つかの他社製品やカスタムROMでも同様だったため、Android側の仕様変更なのではないかと思われます。