2025年12月19日、Standable v3.0.1のアップデートがリリースされました。
床と身長のシステムに大きな変更が加えられた他、幾つかの不具合修正が含まれています。

※本記事では各動作をある程度確認してから執筆していますが、未確認の不具合については正確な表現でない場合があります。
主な変更点
「床」の仕様が変更
身長設定を基にして、Tポーズキャリブレーションを行うことで床の高さが自動調整されるようになりました。
この変更に伴い、「床のオフセット(Floor Offset)」が削除されました。これは片方のコントローラーを床に置いて、床の高さを設定する機能でした。床とベッドのUIにある表現も「床(Floor)」から「立位(Standing)」に変更されています。
「継続的な床のキャリブレーション」と「自動キャリブレーション中にVRChatの高さを取得」も削除されました。このうち、「継続的な床のキャリブレーション」については、v3.1で機能改善と再実装が検討されています。
「身長設定」が追加
身長設定は、UIのトップページに項目があります。
「VRChatから身長をコピー」を押せば、VRChat内の身長設定に合わせることもできます。
アバターの足が地面に埋まっている場合は、「ヘッドセットやSteamVR側の床を調整する」か、「VRChatとStandableの両方で身長を下げる」ことで対処できます。
経験上、QuestやPICOの場合はヘッドセットの床設定がズレてしまうことが多いので、先にそちらを修正することをおすすめします。
「高度な胸部(Advanced Chest)」のトグルが復活
Standable v2.1にあった、「高度な胸部(Advanced Chest)」のトグルスイッチが復活しました。腕を前後に動かしたときに胸の動きが大きすぎると感じる場合は、この機能をオフにすることができます。
デフォルトの体型比率を調整
胴体が短すぎるという意見を受けて、デフォルトの体型比率が変更されています。
具体的には、体型比率の「脚の長さ」のデフォルト値が0.60から0.63になりました。
オフセットを固定する機能がデフォルトで無効に
ミックストラッキング設定にある「デバイスロックでオフセットを固定」がデフォルトで無効になりました。デバイスマネージャーでロックをしていてもオフセットの再計算が行われるので、従来のStandableの挙動と同じような感じになります。(この場合デバイスの割り当て先だけがロックされる)
腰トラッカーの位置をずらしても、Tポーズキャリブレーションをすればオフセットが再計算されます。
VIVEトラッカーなどが変な位置で固定されてしまい、再起動しても直らなくて困っている場合は、この設定がオンになっていないかを確認してTポーズキャリブレーションをしてみてください。
Standableをオフにしたときに、接続済みのトラッカーが非表示にならないように変更
これまではStandableをオフにすると、Standableとリンクしていたトラッカーも一緒に非表示となっていました。v3.0.1からはその場に残るようになり、Standableのオフに巻き込まれないようになっています。
Standableの状態に関係なく常にトラッカーを表示しておきたい場合は、ミックストラッキング設定にある「トラッカーを保持」を有効にしておくことができます。
トラッカーの初期化時に遅延が設定可能に(Tracker Init Delay)
Standableを起動した後、実際に表示されるまでの時間を秒単位で遅らせることが可能になりました。こちらの機能の詳細は未確認です。
現時点ではUIからアクセスできないので、settings.jsonを編集して設定する必要があります。後日UIに追加予定とのこと。
「設定>その他>ファイル管理>ファイルを参照」からインストール先を開けます。
\steamapps\common\Standable Full Body Estimation\saves\settings.json
UIの不具合修正
インターフェースの色相変更機能がフルカラーに対応
インターフェース設定にある「背景色の色相変更」がフルカラーに対応しました。0~180までだったのが、0~360に範囲が拡大しています。
その他の表示の問題
- デバイスのシリアル番号が長いと、特定のメニュー項目にアクセスできなかった問題が修正。
- SteamVRオーバーレイ使用時、画面が上手くクリアされずピクセルや奇妙なエッジが残るなどの表示の問題を修正。
- Standableの後にSteamVRを起動すると、SteamVRオーバーレイの作成に失敗する事がある問題が修正。
- UI未使用時のパフォーマンス向上のため、StandableのUIはウィンドウがアクティブでないときやホバーしていない状態の場合、3FPSで動作するように。
- 「vrserver.exe」だけではなく、「vrcompositor.exe」もSteamVRとしてカウントするように。
動作に関する不具合修正
- 動作設定にある「押して再整列」が正しくオフにできなかった問題を修正。
- EACにトリガーされないよう、「推奨VRChat設定を適用」はVRChatが終了してから適用するように修正。
- デバイスマネージャーを開いた状態で初回接続を行うと、コントローラーがバインドされていない状態になる問題を修正。
- 特定条件下で新しいデバイスの検出がされない問題を修正。
- ヒップトラッカー(※恐らく腰トラッカー)を使用しているときに前屈みになると、Standableの脚が後ろに飛び上がってしまう問題を修正。
- トラッカーの動作をStandableの推定のみに変更した際に、胸のトラッカーだけが上手く切り替わらない問題を修正。
- SteamVRのバインドが失われる問題に対処するため、以前のStandableのバインド設定を復元。





