USB PDに対応したコンセント差し込み口付きの充電器、Anker 525 Charging Stationのレビューです。
良かったところ
- 手のひらサイズのコンパクトなボディ
- 最大67WのUSB PD対応
- 3個口のコンセント差し込み口あり
悪かったところ
- ホコリ防止シャッターが固すぎる個体だった
充電器とテーブルタップのいいとこ取り
これまで10ポートのUSB充電器であるAnker PowerPort 10を使い続けてきました。USB PD対応のType-Cコネクタ接続の製品が増えてきたことや、10台も充電することがなくなったので、デスク周りの整頓を兼ねてAnker 525 Charging Stationを購入しました。
USB Standard-Aが2ポートとUSB Type-Cが2ポート、そして背面にコンセントプラグが3つ差し込めるようになっています。
サイズはかなり小さく、iPhone 12 miniと並べるとこんな感じ。
あまり場所を取らないので、好きなところに設置しやすいですし、目立ちすぎないデザインなのも好印象です。
USB側の出力は最大67W
PowerIQ 3.0 (Gen2)に対応しているほか、USB Type-CのポートはUSB PDに対応しており、1ポートのみの使用時であれば最大67Wでの出力が可能です。2ポート以上使用する場合は、出力の自動振り分けを行います。固定出力のポートはないとのこと。
振り分けの際に再接続が発生しますので、常時通電しておきたい機器はUSBポートに接続しない方が良いでしょう。また、USB Type-Cポートに機器を繋ぐ際に電源インジケーターが2回点滅するようです。
充電する必要のないときに無駄に光る充電器とか繋いでいると、1ポート辺りの出力が落ちます。各ポートの出力については、Anker公式に出力表があるのでそちらを参照するのをお勧めします。
ActiveShield™️ 2.0による安全設計
保護機能であるActiveShield™️ 2.0が搭載されており、約0.03秒に1回という頻度で温度をチェックし、出力制御により接続した端末を保護します。これまで通り、Anker独自の多重保護システムにも対応しています。
背面のランプは、サージ保護機能が動作していることを示すものです。コンセント側にはホコリ防止シャッターがあります。
ホコリ防止シャッターが固い?
「ホコリ防止シャッターが固くてコンセントが差し込みにくい」というのはよくあることだそうですが、今回は非常に固いものが届きました。
Anker 525 Charging Station本体を抱え込み、両手を使って力尽くで差し込むことでようやく奥まで差し込めるという状況でした。流石にマズいかもしれないと思い、サポートに修理・交換で連絡をしてみました。
Ankerサポートからは、固いのは交換しても改善しないかもしれないとのことで、返金対応を提案されました。ダメ元で交換をお願いすることも出来るとは思いますが、頻繁に抜き差しはしないので様子見をすることにしました。
Anker製品は18ヶ月の通常保証(Anker会員は24ヶ月)がありますから、どうしてもダメなら再度連絡をしたら良いかなとの考えです。
一応、3個とも数日ほどプラグを差しっぱなしにしておいたら、力尽くで差し込まなくてもよくなりました。ペットボトルのキャップが開けられないことがあるぐらい非力な人間ですが、これならなんとか許容範囲です。
小さくてもたくさん繋げられる
手のひらサイズの小さな充電器ですが、USBに加えてコンセントが3つも差し込めるので、思いのほかたくさん接続できると感じました。
置き場に困ることもなさそうですし、機能的にも満足しています。固定出力がないので複数ポート利用時に少し困惑するかもしれませんが、自動振り分けの挙動に慣れてしまえば大丈夫でしょう。より大きな出力が必要なときは、コンセント側を利用すればOKですね。
ホコリ防止シャッターの固さには困惑しましたが、時間経過で問題なくなってきたので良かったです。不良品かと疑うレベルのものが届いても慌てず、要らないプラグを差し込んでみてしばらく様子を見てみると良いかもしれません。
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