KIWI design P5000は汎用性の高い外付けのモバイルバッテリーです。QuestやPICOといったVRヘッドセットの他に、アクションカメラや自撮り棒、その他様々な用途で活躍することができます。
5000mAhのバッテリー2個セット
P5000バッテリー本体が2つと、ポゴピンとUSBケーブル付きのベース部分、そして充電台が2つ付属します。片方のバッテリーを使用しているときにもう片方を充電をしておき、交互に入れ替えて使い続けることが可能です。
この充電台はただ載せるだけなので、P5000バッテリーとマグネットでくっついたりはしません。うっかり触れると外れてしまうので、VR中の充電場所には注意してください。ちなみに、充電台の底についている滑り止め部分はマグネットがくっつくようになっています。
バッテリー容量と入出力スペック
P5000バッテリー(GB02)の容量は、一般的なモバイルバッテリーと同じ3.65V基準で5,000mAh(18.25Wh)です。5V/3Aで運用したときの定格容量は2,700mAhとなります。
入出力について
P5000はUSB Power Delivery(USB PD)対応です。出力は5V/3A(15W)、9V/2.22A(19.98W)、最大で5V/3.6A(18W)です。使用時間の目安として、Meta Quest 3で使用した場合に約70分という公称値の記載があります。
入力は5V/3A、9V/2.2Aですので、約1.5~2時間でフル充電できます。充電台を使う以外では、本体にUSBポートがあるのでそこから充電も可能です。実測では大体12~15W程度でP5000バッテリーが充電されていました。長時間確認はしていないのですが、最高18W出せているタイミングもあるとは思います。
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど、低速充電を必要とするデバイスを繋いだ状態でバッテリーインジケーターボタンを素早く2回押すと、小電流モードになるとのこと。
インジケーターの内訳
4つあるバッテリーインジケーターは下から順に、25・50・75・100%です。
PICO 4 Ultraで動作確認
およそ8~15W程度で出力
およそ9Vで0.8~1.6A程度は出るので、大体8~15Wぐらいの間で給電されます。目安としては、PICO Connectでウルトラ解像度(3120px)で動作させたときに、PICO 4 Ultra本体のバッテリーをそのまま維持できるぐらいとなります。
スリープ中に接続すると9V/0.5A程度まで落ちるので、4~5Wでの充電になるようです。
PICO Connect 超高画質設定で約1時間15分
PICO Connectの解像度を超高画質(2592px)に設定し、AVC(H.264)コーデックでビットレートを300Mbpsにして検証を行いました。PICO 4 Ultraの画面の明るさは最大です。
この設定の場合、約1時間15分でP5000バッテリーが空になります。P5000バッテリーからの充電も少しだけ行えるので、PICO 4 Ultraを3~4%ほど充電できました。この1時間15分の間に予備のバッテリーを8~9割程度充電できるようです。
給電可能時間はVRストリーミングの設定やVRヘッドセットの仕様によって異なりますが、ほぼ公称値(約70分)で使用可能でした。PICO ConnectやVirtual Desktopの解像度を片目2K相当まで下げて使用するなら、もう少し余裕ができそうですね。
同時充電が可能
P5000バッテリー本体にUSBポートがあるので、充電しながら使用できるようになっています。Amazonの商品説明には「自身への充電と他のデバイスへの給電を同時に実行可能」との記載があります。これはバイパス給電ではありませんので、バッテリーを介したパススルー充電を行うタイプとなります。
「USB PD充電器→P5000→PICO 4 Ultra」と接続した場合、同時充電では入出力が9Vから5Vに落ちるようです。実測では入力が4.8V/2.1A程度で、出力が4.4V/1.4A程度になりました。PICO 4 Ultraへは6Wぐらいで給電されます。
変換ロスを考慮せず単純計算すると、約10WでP5000バッテリーへ送られた電力は約4Wだけバッテリーの充電に使用して、約6WでVRヘッドセットへの給電を行う感じになるようです。充電インジケーターが点滅しますが、4W程度の低速充電なのでインジケーターが増えるまでかなりの時間がかかりました。
同時充電の安全性については過電流・ショート・加熱・過充電などの安全保護機能があります。同時充電の場合は発熱も小さいので大丈夫だとは思いますが、充電速度が遅いので素直にバッテリー2個をローテーションして使う方が良いでしょう。
カチッと取り付ける安全設計
マグネットで接続する他社製品とは異なり、ツメで引っ掛けて取り付けるタイプのバッテリーとなっています。取り外す際は、本体側面にあるオレンジ色の大きなリリースボタンを押しながら外します。
少々手間取りますが、VRヘッドセットを被ったままでも手探りでバッテリーの着脱は行えました。うっかり落としたりしないよう、両手を使って落ち着いて交換しましょう。
KIWI design製品との組み合わせに最適
KIWI design T1などのヘッドストラップには、P5000バッテリーを取り付けるのに最適な場所が設けられています。KIWI公式の対応ヘッドストラップとして、バッテリー無しのK4・H4・K2などが挙げられています。
PICO 4 Ultra用のKIWI design T1の場合は、ヘッドレスト部分に取り付け用の穴があります。ここへマジックテープを使って巻き付けられるようになっています。
また、P5000バッテリーを後ろに取り付けるとカウンターウェイトにもなります。バッテリー本体の重量は約108gと軽量ですが、取り付け位置によって重心が変わってきます。
例えば本体バッテリーが後ろにあるPICO 4 Ultraの場合だと、少し重心が後ろに寄る感じはありますが、ストラップを軽く締めて使っている分には問題はありませんでした。VIVEトラッカーやフェイストラッキング用の機材を前方に取り付けているなら丁度良い感じになりそうです。気になる方はトップストラップ部分に取り付けると良いでしょう。

KIWI designのヘッドストラップに限らず、マジックテープで巻き付けられるような場所であればどこにでも取り付け可能です。バッテリーと台座が分離しているお陰か、しっかりと固定できて確かな安定感があります。一般的なモバイルバッテリーを巻き付けるよりも、P5000バッテリーを使った方が安全に固定できると思いました。
VRヘッドセットに限らず、アクションカメラやスマートフォンの充電にも使えますし、この汎用性の高さがP5000バッテリー最大のメリットだと思います。
定価は13,799円です。セール時であれば9,000円台になるので、セールの時を狙ってみるのも良いですね。
Quest 3/3s用のKIWI design K4とセットの場合もお得に購入できるようです。













