激安TWSイヤホン「Redmi Buds 4 Active」レビュー

持ち歩き用のワイヤレスイヤホンが行方不明になってしまったので、安価でマトモそうな物を探しました。その中で、Xiaomiから発売されたばかりの「Redmi Buds 4 Active」が値段の割に評判が良いらしいので、今回購入に至りました。

Amazonで税込1,990円の激安イヤホン

かつては5,000円出しても微妙な品質のワイヤレスイヤホンばかりが販売されていました。それを思うと、2,000円しないワイヤレスイヤホンは不安になりますし、有線で1,000円程度の品質しかないかもしれません。

しかし、安価なスマートバンドなども好評なXiaomiが出してるイヤホンですので、値段相応の満足は得られるだろうと考えました。少々問題はありますが、値段通りな出来だと感じています。

Amazonのみでの販売となっており、値段は税込1,990円の20ポイント還元です。

付属品は本体と充電ケース、交換用イヤーピース、取扱説明書のみです。充電ケーブルはありません。

ケースの厚みは控えめでコンパクト

主な特徴

Bluetooth 5.3対応

Bluetooth 5.3に対応しており、接続するスマートフォン側もBluetooth 5.3以降であれば低消費電力かつ安定した接続で利用可能です。まだBluetooth 5.3に対応したデバイスが少ないので、あまり恩恵は得られないのですが、イヤホン側が先駆けて対応しておくこと自体は良いことだと思います。

簡単接続、Google Fast Pair対応

Google Fast Pair機能により、ケースの蓋を開けたときにスマートフォン側にペアリングの通知が出てきます。Bluetooth設定を開いたりイヤホンボタンを押したりする必要がありませんので、簡単にペアリングが行えます。

尚、ペアリングを3回キャンセルすると5分間は反応しなくなるとの事。

12mmダイナミックドライバー搭載

低音重視の調整をした12mmダイナミックドライバーを搭載しています。

「迫力の重低音を体感」とアピールしていますが、迫力を感じるほどではないかなと思います。不快感はないのですが、少々こもった音という印象がありました。クリア感に欠けるというか、安価なイヤホンによくありがちな傾向の音だと思います。

ちゃんと「2,000円のイヤホンの音」をしており、聴き慣れてくるとそんなに悪くはない感じです。

急速充電と長持ちバッテリー

1回の充電では5時間、USB Type-C充電ポートを搭載する充電ケースと組み合わせて28時間バッテリーが持続します。10分の充電で110分の音楽再生が可能な急速充電機能もあります。

充電用端子は底部

取扱説明書によると、イヤホンの充電は1時間以内、ケースの充電は1.5時間以内に満充電となるようです。

充電ケーブルは付属しませんので、お手持ちの物を利用することになります。

専用アプリ対応だが……。

Xiaomi Earbudsというアプリが利用できます。但し、これといって特に出来ることはありません。

イヤホン表示名の変更と低遅延モードのオン・オフが行えるだけです。ファームウェアの更新があればアップデートすることが出来るとは思いますが、今のところは配信されていませんでした。(Ver 0.6.0.6)

低遅延モードのオン・オフは両耳のイヤホンを同時に長押しする操作で行えますので、アプリでなければ使えない機能ではありません。忘れた頃にファームウェアのアップデートを確認する用途で使う感じになると思います。

低遅延モード搭載

両耳のイヤホンを同時に長押しすると切り替えられる、「低遅延モード」を搭載しています。イヤホン内部の機能なので、接続先がゲーム機やPCであっても動作します。

電源オン時は有効になっていないので、毎回設定する必要があります。専用アプリから有効かどうかを確認することが出来ます。

SBCコーデックしか対応していないイヤホンなので、コーデック由来の低遅延というわけではありません。具体的な仕組みが分からないので、参考になりそうなサイトをいくつか読んでみました。恐らく、イヤホンのSoCをフル稼働させてイヤホン内のデコード処理を短縮したりするなどして低遅延を実現しているのだと思われます。バッテリー消費が増える可能性がありますが、特にそういった記載がないので影響の程は不明です。

完全ワイヤレスイヤホンの「ゲームモード」、低遅延を実現できるのはなぜ? - Phile-web
完全ワイヤレスイヤホンの「ゲームモード」、低遅延を実現できるのはなぜ?

低遅延モードオフの状態では、明らかにワンテンポ遅れて音が聞こえるのですが、低遅延モードをオンにするとタップ操作とほぼ同時に音が鳴っているように感じられました。動画視聴用途であれば十分な低遅延だと思います。

流石に音ゲーなどでタップ音を有効にして遊ぶと恐ろしいぐらい遅延しますが、タップ音無しでタイミング調整をしておけば遊べなくも……ない……かなぁ?といった感じです。具体的にはデレステのタイミング調整が、低遅延モード時に35となるぐらいの遅延具合です。(通常モード時は最大値の50)

5年以上のブランクがあってフルコンできなくなっており何も参考にならないのですが、タップ音無しであればそこそこ遊べています。

音ゲー用途はオススメはしないけど、カジュアルなゲームなら違和感も少なくてアリ。

タッチコントロールは2回押しと3回押し

2回タップで再生・一時停止、通話に応答します。3回タップすると次の曲へスキップされる他、着信拒否と通話終了も3回タップとなっています。

同時に長押しは低遅延モードのオン・オフです。再ペアリングが左右同時3回タップ、初期化が5回でした。

1回タップは割り当てがないので誤操作は減ると思いますが、タップしてから反応するまでにワンテンポ遅れるので少し違和感がありました。

ノイズキャンセリングは通話用

通話する機会がないのでこちらは無評価といたしますが、Redmi Buds 4 Activeのノイズキャンセリングは通話用の機能です。音声通話時にマウスやキーボードの操作音などの雑音を打ち消してくれるので、オンライン会議で有用です。

音楽再生時に機能するアクティブノイズキャンセリングとは異なります。

付属のイヤーピースは取り替えよう

サイズ違いの交換用イヤーピースが付属していますが、装着感は悪くて音も今ひとつとなってしまうので、交換してしまいましょう。薄くてスカスカなので、下手すると100均に転がってるイヤーピースのがマシです。

SONYのトリプルコンフォートイヤーピース(SSサイズ)を取り付けて使っていますが、かなりギリギリのサイズです。TWS向けの高さの低いイヤーピースを使わないと充電ケースに収まらなくなって充電が出来なくなります。

イヤーピースの交換を考慮すると高く付く感じがありますが、まずは家に余っているイヤーピースを取り付けてみるのが良いでしょう。

安いが概ね良好なワイヤレスイヤホン

音質やイヤーピースの事を考えると、手放しにオススメできる商品ではありませんが、値段通りの満足度を感じられました。

2,000円のワイヤレスイヤホンとなると安かろう悪かろうになりがちですが、Redmi Buds 4 Activeは買って損した気持ちにならないバランスでした。ラフに扱うイヤホンとして買うと丁度良いですね。低遅延モードの効果はちゃんと感じられますし、充電ケースもUSB Type-C対応です。今はSteam Deckで遊ぶときに利用しています。

Amazon

 

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