フォービエイテッドストリーミング対応や画質向上など、Virtual Desktop 1.34.16 アップデート

2026/2/13、Virtual Desktop 1.34.16がリリースされました。フォービエイテッドストリーミングなどの画質向上に関係するアップデートとなります。

更新できないときは

自動アップデートが失敗したり、インストーラーからのインストールもエラーが出る場合は、「スマートアプリコントロール」が原因です。

Windowsセキュリティの「アプリとブラウザーコントロール」にある「スマートアプリコントロール」をオフにすることで解決します。但し、一度オフにすると再びオンにできない機能なので、十分注意してください。

尚、今後のWindowsアップデートで再びオンに戻せるようにする予定であるとの情報もあります。スマートアプリコントロールがどういったものなのか併せてご確認ください。

一度OFFにしたら、もうONにできないWindows 11のセキュリティ機能にテコ入れ、ON/OFFが可能に
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

リリースノート

  • アイトラッキングに対応したヘッドセット(Quest Pro、Play for Dream、Galaxy XR)でフォービエイテッドストリーミングに対応しました。これはアイトラッキングを使用して、視線の向いている方向の画質を向上させるものです。
  • 全てのコーデックで、グラデーションと色の精度を向上しました。
  • Quest 2、Quest 3/3Sで96FPSと100FPSをサポートしました。
  • ゲームパッドの振動機能をサポートしました。(コントローラーでゲームパッドをエミュレートする場合もサポートします。)
  • adaptive quantizationがAMD環境のH.264/H.264+で動作するようになりました。
  • 初回接続時の信頼性を向上しました。(今度こそ直ってます)
  • macOSの仮想モニター解像度に21:9を追加しました。
  • macOSでのスティックを使用したスクロールを改善し、「ナチュラルなスクロール」設定を反映するようになりました。
  • 一部のノートPCのモニター解像度で、表示が歪む問題を修正しました。
  • 一部のPCVRゲームをプレイする際に発生する事がある黒画面の点滅を修正しました。
  • SteamVRにおける手のジョイントオフセットと他のドライバーとの干渉を修正しました。
  • Robloxのアンチチートとの互換性を修正しました。
  • Android XRの無効なコントローラーポーズに関する問題を修正しました。
  • Unreal Engine 5を使用した最近のゲームでのボタンサポートを修正しました。
  • 一部のUnity(OVRPlugin)製ゲームでの再投影によるスタッターを修正しました。

フォービエイテッドストリーミングに対応

既にSteam Linkで使用できるあの機能が、Virtual Desktopでも対応しました。STREAMING設定内にある「Foveated streaming」を有効にすると使用できます。

アイトラッキングで視線が向いている先を高品質に表示し、それ以外は低品質にすることでストリーミング時の効率が良くなります。

これはQuest ProやPlay for Dream、Galaxy XRといったアイトラッキングが搭載されたヘッドセットでのみ有効にできます。PICO 4 Proでも有効にできますが、そもそもPICO 4 ProでのVirtual Desktopは非公式に動作している状況なのでサポートに問い合わせないようにしてください。

AMD環境でのadaptive quantizationのサポート

H.264/H.264+やHEVCがMicrosoftのMedia Foundation経由で動作していた関係で、これまでAMD Radeonではadaptive quantizationが動作しませんでした。(直接SDKを使用していたHEVC 10-bitとAV1 10-bitでのみ動作)今回のアップデートでH.264/H.264+でもadaptive quantizationが機能するようになっています。

NVIDIA GeForceの場合は以前から使用可能だった機能です。

adaptive quantizationは恐らくVBAQ(Variance Adaptive Quantization)のことを指し示しており、暗い部分でのノイズを軽減するという説明があります。映像全体の複雑さを元に、必要な部分により多くの情報量を割り当てることで視覚的な品質を向上させる効果があります。

ちょっと分かりづらいですが、adaptive quantizationを使用するとレンガのディテールなどが潰れにくくなるといった効果が確認できました。低ビットレート時により効果を発揮するはずです。

基本的有効にしたい機能ですが、パフォーマンスなどに問題があればオフにしてみてください。

初回接続時の信頼性を向上

Virtual DesktopでPCに接続するときに、何度か接続試行しないと繋がらない不具合が修正されました。以前直したとアナウンスされていましたが、上手く直っていなかったかむしろ悪化していたようです。今度こそ本当に直したとのこと。

既知の不具合

2026年2月13日現在、以下の問題がアナウンスされています。

Questの位置タイムワープ(Positional TimeWarp)

Questの新機能である位置タイムワープは、Virtual Desktopで問題を引き起こす可能性があります。「設定>試験中>位置タイムワープ」で無効にしてください。

デコードに時間がかかる

NVIDIA GeForce環境において、AV1/HEVCの高ビットレートエンコードを行うとデコード・ネットワーク・エンコードのレイテンシーが大きくなる事があります。(現在調査中)

一時的な回避策として、HEVC 10-bitの場合は150Mbpsに設定し、AV1 10-bitは120Mbpsぐらいまで設定を下げて使用してください。

Windows 11 24H2でデスクトップ画面が暗くなる

デスクトップ画面が暗く見える場合は、NVIDIAコントロールパネルやAMD Softwareで色深度を8bpsと10bpsのどちらかに切り替えてみてください。

また、Windowsの「システム>ディスプレイ>色の管理」にある「アプリの色を自動的に管理する」がオフになっていることを確認してください。

Android XRのパススルー環境

2025年12月のOSアップデートで解像度が低い問題は修正されましたが、フレームレートが維持できない問題が生じています。Googleに報告済みですが、いつ修正されるかは分からないとのことです。

Android XRのパフォーマンス低下(修正済み)

Wi-Fi 6GHz(320MHz)で接続すると生じていたパフォーマンスの問題は、2025年12月のOSアップデートで修正されています。

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