SIMフリースマホ、arrows M02の魅力とは【外観編】

約3万円台と比較的安価であるarrows M02は、富士通から新しく発売されたSIMフリーのスマートフォンです。

Snapdragon 410搭載、2330mAhのバッテリーとヒューマンセントリックエンジンによる最適化でたっぷり3日間使える電池持ち、そして防水防塵対応という非常にタフな作りとなっています。

今回はmineo限定カラーのPinkを用いてarrows M02をじっくりレビュー致します。

質感、色合い

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ハードコーティングが施されたボディは、指紋がついてもあまり目立たない質感です。一番色が濃くて光沢感のある背面部と、マット調の側面。そして僅かに色合いが変わっている最上部といった具合に、よく見ると3色に分けられています。パーツごとの色分けはこだわりを感じられますね。

ARROWS X LTE F-05Dと似たような色かなと思いましたが、グラデーションの掛かった見た目ではありませんし、こちらの方が落ち着きのある色となっています。

しっかり掴めるサイズ感とボタン配置

5インチというサイズでありながら、手にしたときの印象は非常に持ちやすいというものでした。

小型機を求める声はよく耳にしますが、大画面化が進む今は「5インチサイズをいかに持ちやすくするか」が重要なのではないかと私は感じています。その点、このarrows M02はあまり大きさを感じさせず、しっかりとホールドできるので非常に好印象です。

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電源や音量といった物理ボタンは手に持ったときに丁度良い位置に来るようになっています。昨今は電源ボタンを右側面につけるメーカーが大半ですが、本機は左側面。今までもARROWSは左側面にボタンをつけることはあったので、arrows M02が特別というわけではありません。機種変更の際に少し戸惑うと思いますが、右手でも左手でも押しづらいということはなく、多くの人が扱いやすいようにしたベストなバランスであると感じます。

最近の機種は押しづらいボタン配置が多いので、ここは個人的に絶賛したいポイントの一つです。

5インチ有機ELディスプレイ搭載

現在主流の5インチのディスプレイは液晶ではなく有機ELを採用。

解像度はHDで、発色はSamsungの端末並に良いというわけではありませんが、見やすくて綺麗なディスプレイだと思います。

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ソフト面の紹介をすると、「ブルーライトカットモード」や「動画補正」「静止画補正」、そして利用者の年齢に合わせて色合いを調節する「あわせるビュー」といった機能もあります。補正関係は見比べが難しいので評価が難しいのですが、静止画については若干くっきりとした見た目に変わったように感じます。ここに関しては自分の好みに合わせて設定すると良さそうです。

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その中で最近流行りの機能としては、「タッチでON」というものがあります。指定した範囲をタップすると電源ボタンを押すことなく画面をONに出来るものです。下半分や隅の方など、タップ有効範囲を好きなように設定することは出来ます。ダブルタップではなく1回タップするだけでONになってしまうので、有効範囲を全画面にしてしまうとポケットやカバンへしまう際にうっかり触ってしまって誤作動することが度々ありました。

屋外での視認性は

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たまたま持ち歩いていたHTC J butterfly HTL21と比較してみましたが、双方とも最大輝度で比べてみても、これといって視認性の差は感じませんでした。比較対象が古いデバイスなので、あまりアテにならないかもしれません。

arrows M02では周囲の環境に合わせて画面の色を見やすく調節する「インテリカラー」という機能が搭載されているため、画面の輝度を下げて利用していても、外に出たときは自動的に調節してくれるそうです。ただ、輝度を明るくして欲しい時に限ってなかなか切り替わらないので、少し感度が鈍いように感じます。もう少し感度が上がると嬉しいところです。

タフなボディはMIL規格14項目に準拠

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塗装がはがれにくく耐摩耗性に優れたコーティングである「ウルトラタフガード」や、耐傷性の強い「Corning Gorilla Glass 3」などといった表面加工でのこだわりが感じられます。もし落としてしまった時でもディスプレイよりも僅かに高く盛ってある画面保護フレームで、ディスプレイをキズや割れから守ってくれます。そういった構造面での対策もしっかりしており、arrows M02のハードウェアの耐久性は目を見張るものがあります。

また、MIL規格という米国国防省の調達基準14項目の試験もクリアしています。以前から富士通のスマートフォンはタフな造りをしていますが、今回は明確に過酷な基準を満たしていることが分かるので安心感があります。

ハードウェアには満足

ソフト面は少しだけ取り上げましたが、見た目やサイズ感は満足出来る完成度だと感じています。

次回はその中身について取り上げようと思います。→SIMフリースマホ、arrows M02の魅力とは【ソフトウェア・動作編】

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