PICO 4及びPICO 4 Ultra対応の度付きレンズ、「Favotem」の超低反射コート版を購入しました。厚みが増える以外は一切邪魔をしないとても高品質な度付きレンズです。
通常版と比較して、反射防止と撥水に「超」が付くものにアップグレードされており、傷防止コートと静電気防止コートにも対応している上位モデルとなります。自分はいつも裸眼(視力0.6~0.8)で過ごしていますが、車の運転用に使用しているメガネと同じ矯正視力1.0となるレンズで注文をしました。
オーダーメイドのPICO 4専用レンズ
「Favotem」は「メガネSHOPアイ」が取り扱うVRヘッドセット用度付きレンズのブランドで、度数情報を伝えてオーダーメイドできる商品となっています。オーダーメイドなので近視・遠視・乱視に対応しているのが特徴です。
内容物
レンズ本体や取扱説明書、納品書などに加え、ケースとメガネ拭きが付属しています。
ヘッドセットを外に持ち運ぶ際は、レンズを取り外してケースに収納しておくと良いかと思います。
超低反射のプラスチックレンズ
レンズは左と右が分かれており、袋に度数情報が書かれていることが分かります。
SとかCとか書かれてるものがそうです。
上記リンク先を参照した方はお気づきかと思いますが、Favotemのレンズは東海光学株式会社のレンズを使用しています。
超低反射コーティング(NRC)のレンズなので、フレームしかないのかな?って思えるぐらいスッキリとした仕上がりになっていました。映り込みがなくて鮮明です。
ちょっと意地悪して室内照明が最も反射する角度にしてみました。
写真の露出を落としてみるとなんとなく照明器具の形が分かるような、分からないようなといった具合です。
左側だけにレンズを取り付けてみるとこんな感じです。あまりにも綺麗に透過するのでフレームしか取り付けていないように見えて面白いですね。
見ての通りPICO 4 Ultraのレンズ由来の反射を抑えてくれるわけではありませんが、映像の色合い・明るさ・反射具合などには全く影響がなく快適に使用できます。片目だけ取り付けて見比べてみましたが、視力の矯正だけをしっかり行ってくれました。
撥水や傷防止、静電気防止コートもある
Favotemの最も安いレンズは「反射防止コート」「撥水コート」の2つだけに対応していますが、今回購入したレンズは「超低反射コート」「超撥水コート」「傷防止コート」「静電気防止コート」に対応しています。もうひとつ上の価格になると「ブルーライトカット」にも対応します。
手元に比較用のレンズはありませんので商品説明を確認してみたところ、「汚れが付きにくくて涙や皮脂の汚れが拭き取りやすい」「スリ傷やホコリなども付きにくくなる」という利点があるとのことでした。
写真ではホコリなどが残っていますが、これはPICO 4 Ultra本体のレンズに付着しているホコリや汚れです。静電気などの影響で取り除くのが結構大変だったので、お手入れのしやすさは大事なんじゃないかなと感じます。

ワンタッチで取り付け
磁石でくっつく簡単な取り付け
PICO 4やPICO 4 Ultraのレンズ部には2ヶ所穴が空いており、ここに度付きレンズ側の突起を合わせて取り付けを行います。
磁石でくっつくようになっていますので、位置さえ合わせれば簡単に取り付けられます。
レンズを取り付けると少し厚みが増しますので、AMVRのヘイローストラップなどを使用している場合は再度位置調整を行っておくことをおすすめします。
しっかりと見えるように
PICO 4 Ultraのレンズが大きいという事もあり、視野角もほとんど変化がなく、全く違和感なく使用できています。
強いて挙げるならば、IPDの狭い方がストラップをキツく締めた場合に鼻にレンズが当たりやすくなるかなといったところでしょうか。自分は元々裸眼(視力0.6~0.8)で使えていた事もあって大きな変化は感じませんでしたが、文字を読もうとしたときにクッキリとした鮮明な視界になっている事を感じられます。乱視が矯正されたのも結構影響があったと思います。
IPDはちゃんと合わせよう
ピントが綺麗に合うようになった事で、IPD設定が合っていないときの違和感に気が付くようになりました。平面のはずのものが湾曲した形に見えるのがハッキリと分かります。XSOverlayなどを使った時に、ウィンドウが歪んでいるように見えたときはIPD設定が適切ではない可能性がありますので、ちゃんと眼鏡店などで測定してもらったIPDに合わせておきましょう。
以下はQuest 3での話ですが、PICO 4向けでも同じように設計されているとは思われます。レンズを取り付けたことでVRヘッドセット側とIPD設定がズレてしまうことがないので、安心して購入できますね。
それは
「レンズの光学中心がQuest3のIPD設定値と同じになるように作られている」からです
(画像内レンズの赤い点が光学中心)何か疲れる、イマイチはっきりしない人はメーカーを変えるとよくなるかもしれませんよ
ただし今後、その他の製品も仕様を変える可能性もあるのであくまでも参考程度にね pic.twitter.com/nTaGs7xLhP
— JR尼崎のメガネ屋さん👓メガネSHOPアイ (@SHOP23527410) January 10, 2024
視界のフチもぼやけにくくなった(※今回購入した屈折率1.60レンズでの話)
気のせいかもしれないと思って何度も付け外しをして見比べたのですが、視界のフチがぼやけていたのが見えやすくなっていました。語弊があるとは思うのですが、まるでスイートスポットが広くなったかのような感覚があります。もちろんスイートスポットに変化があるわけではなく、PICO 4 Ultraに存在しているレンズ端のボケがなくなるということもありませんが、ボケている部分も幾らか見やすくなるので視力矯正を一番実感できた部分だと感じました。
動作検証を行う関係上、PICO Connectのパフォーマンスパネルをよく使うので違いがとてもわかりやすいです。視界の下に出てくるパフォーマンスパネルが常にしっかりと見えています。着け具合によってはハッキリと見えなかったりしたVRChatのJoin通知も読みやすくなったと思います。
【2025/07/19追記】
詳細については分かりませんが、屈折率が1.70で度の強いレンズを使用した方によると、ドックに表示されているブラウザのアイコンなどが視界の下端にあると色にじみ(色収差)を感じることがあったとのことです。(※超低反射ではないモデル)また、そういった現象は乱視矯正が不十分だった事が原因となりやすいとのことでした。事前にしっかりと視力測定を行って度数情報を送るのが重要そうです。届いたものに違和感があれば連絡してみるのが良いかと思います。
PICO 4の場合はPICO 4 Ultraと共通なので注文間違いはないかと思いますが、送った度数情報と届いたレンズが同じ物かちゃんと確認はしておきましょう。
名前が似すぎてるのでどうしようもないかな…とは思うんですが(Metaさん何とかして…)
Quest3と3Sの注文間違いがぼちぼちあります、全て交換対応しておりますのでお気軽にご連絡ください同様に連絡いただいた度数が間違っていた場合も無料で交換対応しておりますのでごちらもお気軽にご連絡ください
— JR尼崎のメガネ屋さん👓メガネSHOPアイ (@SHOP23527410) November 29, 2024
購入する前にチェック
視力をちゃんと測定しておこう
オーダーメイドの専用レンズですので、購入時に度数情報を送る必要があります。よく分からない場合は眼鏡店で再測定してもらうのがベストだと思います。お手持ちの眼鏡のメンテナンスついでに測定してもらうのがおすすめです。
過去に測定した結果を元に、自分の判断で数値を変更して送るのだけはやめておきましょう。
で…問題の口コミですが
「いつも使ってるメガネ(コンタクト)より少し強めにするといい」ってやつですこれ大事な事が抜けていて正しくは
「『弱めに合わせてる人は』いつものメガネより少し強めにするといい」なんです⇒続く
— JR尼崎のメガネ屋さん👓メガネSHOPアイ (@SHOP23527410) July 9, 2025
なので制作するレンズ度数は必ずその度数で見える矯正視力を絶対的な指針として見て下さい
最悪過矯正で視力が出てないところに「見えないからとりあえず上げとけ」をすると余計悪化するので遠くがしっかり見える度数がわからない場合は素直に再測定がお勧めです— JR尼崎のメガネ屋さん👓メガネSHOPアイ (@SHOP23527410) July 9, 2025
PICO 4 Pro / PICO 4 Enterpriseでは使用できない
アイトラッキングが行えるPICO 4 ProやPICO 4 Enterpriseではカメラ部が僅かに干渉して取り付けが行えないのと、フレームで赤外線センサー部を隠してしまうのでアイトラッキングが動かなくなってしまいます。
















