Fall Creaters UpdateへアップデートしたVersaProの専用キーボードを修正する

Windows 10 Fall Creators Update(バージョン1709 build16299)が公開されました。メーカーの動作確認対象にあり、VersaPro タイプVT(PC-VJ16XTAGN)でもインストールすることができるのですが………

専用キーボードが頻繁に切断される

付属の専用キーボードが頻繁に切断されてしまい、文字入力はもちろん、タッチパッドもろくに操作できない状態となりました。しかしメーカー側にはこれといってアナウンスはありません。

私だけが発生している問題、所謂「おま環」のような気がしなくもないですが、このままでは使い物にならないので対処します。(再インストールとかも大変だしね)

レジストリを編集して対処する

※実行は自己責任でお願いいたします。万が一OSが立ち上がらなくなった場合は、予め制作しておいた修復ディスクなどから泣きながら頑張って復元してください。

ファイル名を指定して実行もしくはスタートメニューを開いて「regedit」と入力します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\USB」を開くと、「VID_17EF&PID_6064」から始まるものが4つほど並んでいるはずです。

事前にハードウェアIDを確認しておく

恐らくMI_00だけ書き換えればよいと思うのですが、はっきりしないので念のためMI_00~MI_02までを展開し、「Device Parameters」内にある「EnhancedPowerManagementEnabled」を1から0に書き換えます。

レジストリの操作には細心の注意を払うこと。

そのあとキーボードを再接続するかOSを再起動をします。切断されず、継続してキーボードやタッチパッドの操作が行えるようになれば完了です。

これは電源管理に関する値を変更しているため、バッテリー消費に影響がある可能性は否めません。問題が発生する、もしくはメーカーから正式な対応があった場合は、変更した部分を0から1に戻してください。

機能の追加よりも動作の安定性を…

もし同じトラブルに見舞われることがあればですが、ほぼ同様のモデルである「LAVIE Tab W TW710」や「ThinkPad 10 2nd Gen」でも同様の対処が可能であると思われます。また、バッテリー使用時にタッチパネルが反応しなくなるraytrektabなどもこの手の対策が有用です。今回はEnum/USB内を変更しましたが、raytrektabなどの場合はEnum/ACPI内の値を変更することになります。

充電中しかタッチパネルが反応しなくなる不具合はメーカー問わず発生しているようなので、今回のアップデートは電源管理に起因するトラブルが多いような印象がありますね。スタートメニューがCortanaもろともクラッシュして開かなくなる不具合も未だに発生しますし、大丈夫なんでしょうか…Windows。

それと、アップデートついでに予防の意味も込めて「高速スタートアップをオフ」にしておきましょう。性質上、いくつかの製品や環境で不具合の原因となりますし、eMMCやSSD搭載の製品であれば起動にそれほど時間を要しません。そもそも高速スタートアップで稼いだ時間は1回のトラブルシューティングや再起動でチャラです。古い製品をお使いの場合や、動作に不安定さを感じるような方は高速スタートアップをオフにしておくことをオススメします。

以下参考:

Windowsスマートチューニング (262) Win 8.1編: USBデバイスの高度な電源管理を無効にする | マイナビニュース

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